「人間は、街や村を破壊し、無数の人々を不幸のどん底 に落とすことができる一方で、 砂漠に水を引き、緑を蘇らせ、無数の人々に幸福をもたらすこともできる。 すべては私たちの選択にかかっている。 私たちは中村医師に続かなければならない。 この映画を全世界のあらゆる人に観てほしい。 特に権力のある政治家たちには必修にしたい。」
中村哲 さんの生き様を追うドキュメンタリー映画 『荒野に希望の灯をともす』に寄せた映画作家 ・想田和弘 さんのコメントだ。
政治家だけでなく、権力ある地位や立場にある人には必修にしたいと私も思う。
劇場版『荒野に希望の灯をともす』http://kouya.ndn-news.co.jp/
劇場版「荒野に希望の灯をともす」予告編 ~中村哲 医師 ドキュメンタリーの完全版~
VIDEO www.youtube.com
*撮影・撮影:谷津賢二
さて、この映画とともに想田和弘 さんの「木を植えた人々」という文章の要旨を紹介したい。
想田さんは、自分の軸が揺らいで心が混乱したときには、フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説『木を植えた男』を必ず読み返すという。 読み終える頃には、精神の混乱が収まり、迷いも消えるのだそうだ。 フィクションではあるが「木を植えた男」は、彼にとって「他人や社会がどうあれ、自分のなすべき仕事を淡々と続けて行けばいいのだ」という手本だという。 私自身の言葉で言いかえれば、「木を植えた男」は、自己の心の土台を再確認させてくれるのだろう。 そして彼にとってアフガニスタン で活動を続けた中村哲 さんは、ノンフィクションの「木を植えた男」、いや「木を植えた人」。 さらに中村哲 さんの活動を、他人や社会の動向に惑わされながらも、21年間撮影し続けた谷津賢二カメラマンもまた、「木を植えた人」だ。 (想田和弘 「木を植えた人々」『週刊金曜日 2022.8.19.1389号』掲載)
私には自己の心の土台を再確認するために必ず読み返す本はないが、二十歳になる前に心の土台を作ってくれたと自認する本が4冊ある。 今回、想田さんの文章を読んで思ったのは、自分の軸が揺らいで心が混乱したときに、聴く音楽、見る絵画というものがあってもいいなということ。 多忙な時ほどどうでもいいことをしたくなるのが悪い癖、探したくなるのを我慢(笑)
そんな矢先に、音楽家 ・三線 奏者のいんやくりおさんの興味深いメッセージを目にした。次回紹介したい。
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『木を植えた男(原題:L'Homme qui plantait des arbres)』は、フランスの作家ジャン・ジオノの短編小説である。1953年発表。完全なフィクション。 1987年には、これを原作として、フレデリック・バック の監督・脚本で同名の短編アニメが公開され、1989年には、バックが描き下ろしたイラストを用いた絵本が発表されている
*木を植えた男(ウィキペディア )https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9C%A8%E3%82%92%E6%A4%8D%E3%81%88%E3%81%9F%E7%94%B7
【字幕:対訳】 アニメ・木を植えた男 【1/3】https://www.youtube.com/watch?v=Qy-TOIl5a7w
【字幕:対訳】 アニメ・木を植えた男 【2/3】https://www.youtube.com/watch?v=M9GPtsoXF8w
アニメ・木を植えた男 【3/3】https://www.youtube.com/watch?v=pBsDvvWPVno
アニメ・木を植えた男(TV放映版)https://www.youtube.com/watch?v=RFUKpJKqYxM
朗読・木を植えた男 ジャン・ジオノ作 木を植えた男 寺岡襄氏の名訳の抜粋朗読https://www.youtube.com/watch?v=Y6wXoZPq7nA *全文はこちら https://audiobook.jp/product/258539
MONKEY MAJIK - 木を植えた男【MONKEY MAJIK Live at BUDOKAN-15th Anniversary-】
VIDEO www.youtube.com