カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

その場しのぎの鎮痛剤でなく、治癒をもたらす薬のようなもの

(我が家の畑で摘んだヨモギ。素晴らしい薬効。)


先日、21歳の誕生日を迎えたいんやくりおさんのメッセージを読んだ。
感銘を受けた部分を箇条書きしてみた。

・(重大な基礎疾患を抱えているため)この一年間外出できなかったが、心の中では世界を旅して、オンラインで様々な町の人と知り合い、海外との共同プロジェクトにも取り組んだ。

・オンラインで受けた大学の授業では、沖縄の芸能が社会で果たしてきた役割について考えさせられた。自分自身が身動きがとれない状況にあって感じたことは、社会には様々な生き苦しさがあること。社会がもたらす痛みに対して、芸能(performing arts)はその場しのぎの鎮痛剤でなく、治癒をもたらす薬のようであってほしいと思った。

・音楽を通して異文化と出合うことは、希望と出会うことでもあった。誕生日には、世界が希望を歌い続けることを祈った。


特に感心し興味を惹かれたのは、「社会がもたらす痛みに対して、芸能はその場しのぎの鎮痛剤でなく、治癒をもたらす薬のようであってほしい」という内容と表現。
勉強不足で詳細は知らないが、かつて芸能は、単なる娯楽や消費されるものではなく、社会や個人にとって、生活に根差した重要な役割を果たしていたのだろう思う。歴史の大きな転換期である現在、とても大切な視点であると思う。

彼自身の文章はこちら(英文と併記されているが、却って英文の方がすんなり入ってくるような気がする)。↓

・「21歳になりました」(いんやく りお ブログ)
https://rioinyaku.ti-da.net/e12309424.html

1年前、二十歳になったときの文章も感慨深い。

・「二十歳になりました」(いんやく りお ブログ)
https://rioinyaku.ti-da.net/e12013181.html


この2つのブログ記事を読み、私自身の心の土台を再確認した。39~

(参考)
よもぎの効用
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2019/07/05/213210

・薬草ゲンノショウコ(カシコレラ
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2020/09/20/214512

(我が家のイチゴエリアに咲いたゲンノショウコの花)

 

(蛇足)

Queen + Paul Rodgers - '39 (Live In Ukraine, 2009)

www.youtube.com

Pale Fountains- Thank You (Lyric Video)

www.youtube.com