農閑期に計画が多々あるため、麦類の作付け面積を大幅に減らすつもりだ。
栽培目的を、種の継承、栽培の研修・実験に限定しようと思っている。
そのための畝づくりに着手している。
今日は、露で湿った土が適度に乾くのを待ってから作業を開始。
月明かりの下で作業を終えた。
美観を損ねるポリマルチだが月明かりに照らされて幻想的だった。
(昨日、刈り取った草を熊手で脇に寄せるところから作業開始)
(耕運機をかけたら畑らしくなった。この後、幅60cmの畝を2本立て、1本にはポリマルチをかけた)
【雑草による無農薬・無肥料栽培の土づくり ~吉田俊道さんの考えと実践②】
肥料に頼らず作物を栽培するには様々な工夫が必要だ。来春に向けてこの秋から新たに試行しようと思っているのが、吉田俊道さんが提唱する「雑草を使った糸状菌が優先的に活躍できる土づくり」。
そのためには、ススキ、チガヤ、セイタカアワダチソウなどの背が高くて葉の硬い多年草を大量に集めて枯らせておく必要がある(雑草の代わりに、もみ殻、木屑、竹チップ、生ごみでもできるそうだ)。
私が耕作している畑はどれも極端に土壌条件が悪いのだが、幸いなことに、ススキなどの草とそれを置いておく場所はたっぷりある。これらの草をせっせと刈り集めては、あちらこちらに薄く積み始めた。
溝を掘り、畝を立て、草を載せ(1㎡あたり5kg以上)、ポリマルチを張るなど、労力はかかるが、可能な範囲で実行する予定。ポリマルチ使用は避けたいが、現状ではやむを得ないと考えている。3年後位には土壌環境が整いポリマルチは不要になるだろう、と楽観的(笑)
この方法の概要は、女優・柴咲コウさんに指導している動画でわかる。
◆ モミガラや草だけ使った無肥料の土づくり
詳細は、雑誌『やさい畑 2021年10月号』に掲載されている。動画を見て、「やってみようかな?」と思われた方は、雑誌記事をしっかり読まれることをお勧めする。
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【参考】女優・柴咲コウさんが取り組んだ菌ちゃん野菜作り動画
(「菌ちゃんファームHP 重要情報」より」https://kinchan.ocnk.net/page/2)
① モミガラや草だけ使った無肥料の土づくり https://www.youtube.com/watch?v=5Lu-xrjOQYI
② 上記①と 同時取材した北海道テレビの放送 www.youtube.com/watch?v=UcWrAUxLJbs
③ どうして虫がつかないのか講義 https://www.youtube.com/watch?v=2j3st1XXJr0
④ 生ごみを使っての土作り https://www.youtube.com/watch?v=jdafC1h9K4k
⑤ 生ごみ・モミガラの土作り 1か月後の経過観察 https://www.youtube.com/watch?v=rD1TcsNIYxA
収穫・乾燥後、放置状態だったライ麦。ようやく、昨日、友人のKさんの敷地で脱穀作業をさせてもらった。
まずは足踏脱穀機での作業を開始。
広い空は青く澄み渡り、風もなく穏やかで暖かい気候。
脱穀機のペダルを踏む足取りも軽い。
「ビール飲みながらすれば良かったね!」、「イベントでやったら楽しいよね」と盛り上がった。
そして、脱穀したライ麦を唐箕(とうみ)にかけて、不純物を風で吹き飛ばす。
2回唐箕にかけてできあがり。
友人のKさんには足踏脱穀機と唐箕を借りるだけのつもりだったのだが、手伝ってもらいとても有難かった。
楽しい脱穀作業、多くの人に体験させてあげたいと改めて思った。
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(参考)昨年、一昨年のライ麦脱穀の様子
【棒で叩き落とす脱穀】
◆ ライ麦の脱穀作業体験(カシコレラ 2019.9.18.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2019/09/18/212548
【足踏み脱穀機を使った脱穀】
◆ 「百姓見習い」らしい一日 ~麦の脱穀と種蒔き~(カシコレラ 2019.10.07.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2019/10/07/214117
【機械(ハーベスター)を使った脱穀】
◆ 機械を使ったライ麦の脱穀(カシコレラ 2020.8.2.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2020/08/02/161702
4回目に播種したダイコン、そして、こぼれ種から発芽したノラボウナ。
朝露に濡れた、みずみずしい時間に撮影。
8/21、写真の畝に、ダイコンの種を蒔いた。1か所に3粒、それぞれ5cmずつ離して。3~4日後、ほとんどすべてが発芽した。
触れ合って育っていた兄弟姉妹も自立の時期を迎えた。
3つうち2つの株の「葉採り」作業をした(普通は「間引き」という)。
自立したダイコン。のびのびすっきりしたような、寂しくなったような。
収穫したダイコン葉は栄養価満点。そして、抜群に美味い!
*8/21播種、8/23発芽。
♡とVサイン。
ダイコン、ケール、ノラボウナからのメッセージ?(笑)
「菌ちゃん先生」のニックネームで広く知られている吉田俊道さん。
「虫が食べるのは弱い野菜。元気な野菜は食べない」という。
では、弱い野菜になる原因は何なのか?
吉田さんは「弱い野菜になる原因」を大きく3つに整理している(『やさい畑(2021年10月号)』p26)。
これを見て、納得!頭の中もすっきり!!
〈吉田俊道さんの経歴〉
NPO法人「大地といのちの会」理事長。(株)菌ちゃんふぁーむ代表取締役。
1956年、長崎市生まれ。九州 大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県庁の農業改良普及員に。
1996年、県庁を退職し、有機農家として新規参入。
1999年、佐世保市を拠点に「大地といのちの会」を結成し、九州を拠点に生ごみリサイクル元気野菜づくりと元気人間づくりの旋風を巻き起こす。
2006年、総務大臣表彰「地域振興部門」受賞(「大地といのちの会」)
2009年、食育推進ボランティア表彰内閣府特命担当大臣表彰(吉田俊道)。
著書:「いのち輝く元気野菜のひみつ」「生ごみ先生のおいしい食育」「完全版 生ごみ先生が教える「元気野菜づくり」超入門」など
* 生ごみを使った野菜づくりで注目されていた吉田さんだが、最近は雑草を使って糸状菌が優先的に活躍できる土づくりからスタートする方法を提唱している。女優・柴咲コウさんの北海道の畑で、この雑草を使った土づくりの指導を行い、注目を集めている。これについては改めて紹介する予定。
* また、映画「いただきます2 ここは、発酵の楽園」で、吉田俊道さんの考えと実践が紹介されている。
〈WEB上の主な関連記事〉
・吉田俊道「有機農業の世界とコロナ」(長周新聞2021年3月16日記事)
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/20463
・吉田俊道さん取材記事「一杯のみそ汁からできる腸活:発酵食品で免疫力アップ」(ニッポンドットコム 2020.05.01)
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c08001/
・吉田俊道さん取材記事「雑草があれば2カ月で有機野菜作り始められる」常識を覆した土作りの方法とは?(yahoo!japanニュース2020/5/16)
https://news.yahoo.co.jp/byline/satoutomoko/20200516-00178777
・予告編 「いただきます2 ここは、発酵の楽園」
* 1分25秒あたりから吉田俊道さんのメッセージと畑の映像。
自宅の裏、梅の木の下には自生している「みょうが」がある。茎の根本にのせてあるもみ殻を少し掘ってみると「花みょうが」が姿を現した(写真)。今年最初の収穫。
味噌汁の具にしておいしくいただいた。塩をまぶしたミョウガを炊きたてのご飯にまぶして食べるのもおいしいらしい。
(参考)
・「みょうが」「みょうがたけ」「花みょうが」・・・春の食材とされる「みょうが」の若芽の茎は「みょうがたけ」と呼び、秋を告げる食材とされる「みょうが」の花穂を「花みょうが」あるいは「みょうが」と呼ぶ。
・ミョウガ(フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC
・みょうが(JAグループ)
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=57
・みょうがの美味しい食べ方10選(アウトドア暮らしのWebポータル「暮らしーの」)
https://kurashi-no.jp/I0026055
・みょうがの栄養素の効能とは?豊富な栄養でさまざまな効果が!(「オリーブオイルをひとまわし」)
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/04/post-96.html
・みょうがの主な栄養素一覧(可食部100gあたり)
カリウム 210mg
カルシウム 25mg
マグネシウム 30mg
リン 12mg
マンガン 1.17mg
βカロテン 27μg
ビタミンK 20μg
葉酸 25μg
ビタミンC 2mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.05mg
アントシアニン
アルファ・ピンネ
* 頭をスッキリさせる芳香成分αピネンや色素成分のアントシアニンも含まれている。
おいしく楽しく免疫力をあげるためのヒント満載の映画『いただきます2 』。
この映画に、オーガニック給食先進地、千葉県のいすみ市、木更津市、そして長野県松川町の事例も追加したオーガニック給食編。
9/12(日)にオンライン上映会があります。
コロナ時代の今、子どもたちを守る1つの方法がオーガニック給食。
それがすべての人の未来をも切り拓く。
「多くの方と共有できたらいいな!」と思い投稿します。
◆申し込み・振り込みは、明日9/10(金)23:59まで。
https://pro.form-mailer.jp/lp/aee4144b232785
◆予告編「いただきます2 オーガニック給食篇」
◆映画公式サイト「いただきます2 ここは発酵の楽園」
https://www.itadakimasu2.jp/
予告編「いただきます2 ここは、発酵の楽園」