カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

今年最初の「みょうが(花みょうが)」

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自宅の裏、梅の木の下には自生している「みょうが」がある。茎の根本にのせてあるもみ殻を少し掘ってみると「花みょうが」が姿を現した(写真)。今年最初の収穫。
味噌汁の具にしておいしくいただいた。塩をまぶしたミョウガを炊きたてのご飯にまぶして食べるのもおいしいらしい。

(参考)
・「みょうが」「みょうがたけ」「花みょうが」・・・春の食材とされる「みょうが」の若芽の茎は「みょうがたけ」と呼び、秋を告げる食材とされる「みょうが」の花穂を「花みょうが」あるいは「みょうが」と呼ぶ。

ミョウガ(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC

・みょうが(JAグループ)
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=57

・みょうがの美味しい食べ方10選(アウトドア暮らしのWebポータル「暮らしーの」)
https://kurashi-no.jp/I0026055

・みょうがの栄養素の効能とは?豊富な栄養でさまざまな効果が!(「オリーブオイルをひとまわし」)
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/04/post-96.html

・みょうがの主な栄養素一覧(可食部100gあたり)
カリウム 210mg
カルシウム 25mg
マグネシウム 30mg
リン 12mg
マンガン 1.17mg
βカロテン 27μg
ビタミンK 20μg
葉酸 25μg
ビタミンC 2mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.05mg
アントシアニン
アルファ・ピンネ
* 頭をスッキリさせる芳香成分αピネンや色素成分のアントシアニンも含まれている。

『いただきます2  ここは発酵の楽園 ~オーガニック給食編』オンライン上映会情報

おいしく楽しく免疫力をあげるためのヒント満載の映画『いただきます2 』。
この映画に、オーガニック給食先進地、千葉県のいすみ市木更津市、そして長野県松川町の事例も追加したオーガニック給食編。
9/12(日)にオンライン上映会があります。

コロナ時代の今、子どもたちを守る1つの方法がオーガニック給食。
それがすべての人の未来をも切り拓く。
「多くの方と共有できたらいいな!」と思い投稿します。

◆申し込み・振り込みは、明日9/10(金)23:59まで。
https://pro.form-mailer.jp/lp/aee4144b232785


◆予告編「いただきます2 オーガニック給食篇」

www.youtube.com

◆映画公式サイト「いただきます2 ここは発酵の楽園」
https://www.itadakimasu2.jp/

予告編「いただきます2 ここは、発酵の楽園」

vimeo.com


www.youtube.com

深みと貫禄あるカボチャをスケッチ

先日、ラボ1畑のカボチャを1つ収穫した。「可愛らしすぎる」とブログでも紹介したカボチャだ。

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 *「可愛らしすぎる~自生エリアのカボチャの実」(カシコレラ
https://kasikorera2017.hatenablog.com/.../2021/07/12/212931

時がたつにつれ、くすんだ色に変わり、表面のツヤがなくなり、傷のようなものがついていくのを残念に思っていた。ところが、収穫して手に取ってみると、深みと貫禄があって、観ていると惚れ惚れするのだ。

昨日の夕食前、ささっと4Bの鉛筆でスケッチした。描くためにじっくり観察するのでさまざまな気づきがありとても面白い。信州に移り住んでから初めてのスケッチ。

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水彩色鉛筆で着色するとどうなるだろうか?と想像中。

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・水彩色鉛筆の使い方、描き方 【ハガキサイズ・猫編】
http://www.kitanoda-art-school.com/2016/01/11/%e6%b0%b4%e5%bd%a9%e8%89%b2%e9%89%9b%e7%ad%86%e3%81%ae%e4%bd%bf%e3%81%84%e6%96%b9%e3%80%81%e6%8f%8f%e3%81%8d%e6%96%b9-%e3%80%90%e3%83%8f%e3%82%ac%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%83%bb%e7%8c%ab/


・水彩色鉛筆の基本的な使い方を6つ紹介します
https://k-illust.net/category3/entry40.html




小豆(アズキ)の手入れ~虫の声、小豆玄米ご飯、発酵餡子


ラボ1畑で小豆の手入れをしていたら、虫が鳴き始めた。
「鈴虫?」
急いで動画撮影開始。
コオロギだった。

大好物の「小豆玄米ご飯」の小豆を少しでも多く自給したいと思い、今年は小豆の作付け面積を、苦労の末、2倍に増やした。
今春から、小豆で、砂糖など一切使用しない「発酵餡子」もつくるようになったので、来年はもっと小豆の作付け面積増やさなきゃ。

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↑* 発芽させた玄米と小豆を炊く。塩とゴマを振りかけて、ゆっくりよく噛んで食べる。うまいのなんのって。健康食でもある。


↓* 小豆畝はラボ1畑の北側エリアに3条、南側エリアに3条。

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↑*アズキの花 ↓ *アズキのサヤ

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↓*北側エリアの小豆畝をつくる際、掘り出す羽目になった石の一部

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種を採るために実を残す

オクラやキュウリやズッキーニは子孫を残すために結実し種をつくる。なのに僕は早めに実を収穫しおいしくいただく(汗)。子孫を残こすというオクラたちの意志を尊重し権利を擁護するためにも(笑)せめてその一部の種を採り種を蒔こうと思う。

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ついでに栗の様子。

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秋と夏と(後編) ~「天地始粛」のラボ1畑

(この株のカボチャは5つも実をつけて元気一杯)

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(ゴマはサヤをしっかりつけているのに少しずつ大きくなっている)

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(オクラはようやく大きくなり、実をつけ始めた)

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(ミニミニゴーヤ。子孫を残さなければと必死なのかもしれない)

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秋と夏と(前編)~「天地始粛」のラボ1畑

立秋(8/7あるいは8/7~8/22の時期)も過ぎ、暦の上ではすっかり秋。カボチャやアズキの実が熟し始め、赤トンボの姿を見かけるなど、秋の到来を感じることが多くなった。その一方でゴーヤやオクラが成長してようやく実をつけ始めるなど、夏を感じることもしばしば。「夏から秋へ」というよりも「秋と夏と」といった方が実感に近い。
七十二候の40候「天地始粛(てんちはじめてさむし):暑さが鎮まる頃」(8/28~9/1)に撮影したラボ1畑の写真を2回に分けて掲載したい。

今日から七十二候の41候「禾乃登(こくものすなわちみのる):穀物が実る頃」(9/2~9/6)を迎える。

(大豆の葉にとまる赤トンボ)

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ラッカセイ

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(アズキ(北))

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(自家採取用キュウリ)

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(収穫したカボチャ)

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ぐるぐるソング ~きさらづ田の草取り唄~

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ラボ1畑で汗水たらしてせっせと石を掘り出していたら、ある曲の一部分が頭の中をぐるぐる回っていることに気が付いた。
「何の曲だっけ?」
頭の中のジュークボックスを検索したら
「ああ、前田さんの曲だ」

前田さんのシンプルな歌詞、そして、田崎さんの力強いボーカルとピアノ演奏が印象的な2曲目「稲穂のキモチ(稲刈りの唄)」だった。
♪ 墾田永年私財法 please plant me forever ♪ につづく
♪ お~お~お~おおおお~ ♪の繰り返し部分がいつの間にか頭の中をぐるぐる回っていたのだった。

そして、気が付いた。
イントロのギター、そして、稲愛がひしひし伝わる歌詞が印象的な3曲目「稲びいき(田植えの唄)」の ♪ ほかの命も住みたきゃ おいで だけど ここでは稲びいき♪のフレーズが頭の中をぐるぐる回っているときもあるのだ。

おそらく、まだ、気が付いていないだけで、軽快で親しみやすい洗練されたメロディー、社会的内容をユーモラスに描いた詞、そして、きれいなハーモニーが印象的な1曲め「きさらづ田の草取り唄」がぐるぐる回っているときもあるに違いない。

ぜひ、視聴してみてください。

きさらづ田の草取り唄 PV2

www.youtube.com

詳しくはこちら「何でも愉しむ文化 田の文化」
https://www.tano-culture.net/

 ※ 前田さんは非電化工房の大先輩(年齢は私よりかなり若い)。僕は前田さんの「きさらづ大学」に着想を得て、「みまきはら大学」を超見切り発車で立ち上げた。

ヒマワリと空と

種の蒔き方、種蒔きの時期、種を蒔いた場所の違い。
そして、それぞれの個性。
さまざまな姿と表情のヒマワリがラボ4畑で咲いています。
去年よりもハチが少ないように感じることが気にはなりますが、ハチが蜜や花粉を集めに来ています。

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「夏は来ぬ」~文化交流

おおたか静流さんのコンサート以来、「夏は来ぬ」という曲が頭の中をぐるぐるめぐっている。この曲は1896(明治29)年に発表された日本の唱歌。日常では使用しない語句が多用されているので歌詞は難解だが、ことばの響きがとても美しい。

次の2曲がとても印象的だった。明治時代に作られた日本の曲が外国のミュージシャンによって新しい命を吹き込まれているのが新鮮だったし、文化交流について想起させられた。

① Scott & Rivers - 夏は来ぬ [ステテコver.](歌詞字幕あり)

www.youtube.com

② Tulus - 夏は来ぬ(日本語ヴァージョン)

www.youtube.com

 * Scott & Rivers・・・日本語や日本音楽・文化に関心を持つU.S.A.出身の二人のロック・ミュージシャン。
 * Tulus・・・インドネシアで国民的人気を誇るジャズ&ポップス歌手。

1996年、オーストラリア(AU)とニュージーランド(NZ)での研修で、小学校、中学校、高校を訪問したり、ホームステイをしたり、大学寮で生活したりした時のことを思い出した。

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当時、両国では日本への関心が高かった。例えば、経済都市シドニーAU)の先進的学校では日本語教育が盛んに行われており、大学都市パーマストンノース(NZ)では高校生や大学生が夏休みに日本のスキー場でアルバイトすることがちょっとしたステータスになっていた。しかし、それは「日本語ができたら日本人観光客相手のバイトができる、就職に有利」など、経済的関係に根差したものだった。真の友好関係を築くには、経済的な関係だけではなく、文化交流や歴史認識の共有が大切だと感じたものだった。

例えば、日本に植民地統治されたことがある現在の韓国や台湾と日本との関係。韓流ドラマやK-POPが日本の民衆に韓国への親近感を醸成した役割は大きかっただろう。アニメなど日本の文化が台湾の民衆に親日意識をもたらした役割も大きいという。文化交流が、国境や負の歴史を乗り越えて、人と人をつないだ良い例かもしれない。
  * ただし、友好関係を揺るぎないものに深めるには歴史認識の共有に至る必要があるというのが私の考えである。

去り行く夏を惜しむ今日この頃。「夏は来ぬ」を聴きながら、とりとめのないことを考えた。