カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

ダイコンの「葉採り」第1弾

8/21、写真の畝に、ダイコンの種を蒔いた。1か所に3粒、それぞれ5cmずつ離して。3~4日後、ほとんどすべてが発芽した。
触れ合って育っていた兄弟姉妹も自立の時期を迎えた。

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3つうち2つの株の「葉採り」作業をした(普通は「間引き」という)。

自立したダイコン。のびのびすっきりしたような、寂しくなったような。

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収穫したダイコン葉は栄養価満点。そして、抜群に美味い!

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*8/21播種、8/23発芽。

作物が虫に食われたりする原因 ~吉田俊道さんの考えと実践①

「菌ちゃん先生」のニックネームで広く知られている吉田俊道さん。
「虫が食べるのは弱い野菜。元気な野菜は食べない」という。
では、弱い野菜になる原因は何なのか?

吉田さんは「弱い野菜になる原因」を大きく3つに整理している(『やさい畑(2021年10月号)』p26)。
これを見て、納得!頭の中もすっきり!!

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〈吉田俊道さんの経歴〉

NPO法人「大地といのちの会」理事長。(株)菌ちゃんふぁーむ代表取締役
1956年、長崎市生まれ。九州 大学農学部大学院修士課程修了後、長崎県庁の農業改良普及員に。
1996年、県庁を退職し、有機農家として新規参入。
1999年、佐世保市を拠点に「大地といのちの会」を結成し、九州を拠点に生ごみリサイクル元気野菜づくりと元気人間づくりの旋風を巻き起こす。
2006年、総務大臣表彰「地域振興部門」受賞(「大地といのちの会」) 
2009年、食育推進ボランティア表彰内閣府特命担当大臣表彰(吉田俊道)。
著書:「いのち輝く元気野菜のひみつ」「生ごみ先生のおいしい食育」「完全版 生ごみ先生が教える「元気野菜づくり」超入門」など

 * 生ごみを使った野菜づくりで注目されていた吉田さんだが、最近は雑草を使って糸状菌が優先的に活躍できる土づくりからスタートする方法を提唱している。女優・柴咲コウさんの北海道の畑で、この雑草を使った土づくりの指導を行い、注目を集めている。これについては改めて紹介する予定。
 * また、映画「いただきます2 ここは、発酵の楽園」で、吉田俊道さんの考えと実践が紹介されている。


〈WEB上の主な関連記事〉

・吉田俊道「有機農業の世界とコロナ」(長周新聞2021年3月16日記事)
https://www.chosyu-journal.jp/shakai/20463

・吉田俊道さん取材記事「一杯のみそ汁からできる腸活:発酵食品で免疫力アップ」(ニッポンドットコム 2020.05.01)
https://www.nippon.com/ja/japan-topics/c08001/

・吉田俊道さん取材記事「雑草があれば2カ月で有機野菜作り始められる」常識を覆した土作りの方法とは?(yahoo!japanニュース2020/5/16)
https://news.yahoo.co.jp/byline/satoutomoko/20200516-00178777

・予告編 「いただきます2 ここは、発酵の楽園」

www.youtube.com


 * 1分25秒あたりから吉田俊道さんのメッセージと畑の映像。

 

今年最初の「みょうが(花みょうが)」

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自宅の裏、梅の木の下には自生している「みょうが」がある。茎の根本にのせてあるもみ殻を少し掘ってみると「花みょうが」が姿を現した(写真)。今年最初の収穫。
味噌汁の具にしておいしくいただいた。塩をまぶしたミョウガを炊きたてのご飯にまぶして食べるのもおいしいらしい。

(参考)
・「みょうが」「みょうがたけ」「花みょうが」・・・春の食材とされる「みょうが」の若芽の茎は「みょうがたけ」と呼び、秋を告げる食材とされる「みょうが」の花穂を「花みょうが」あるいは「みょうが」と呼ぶ。

ミョウガ(フリー百科事典『ウィキペディアWikipedia)』)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%A7%E3%82%A6%E3%82%AC

・みょうが(JAグループ)
https://life.ja-group.jp/food/shun/detail?id=57

・みょうがの美味しい食べ方10選(アウトドア暮らしのWebポータル「暮らしーの」)
https://kurashi-no.jp/I0026055

・みょうがの栄養素の効能とは?豊富な栄養でさまざまな効果が!(「オリーブオイルをひとまわし」)
https://www.olive-hitomawashi.com/column/2017/04/post-96.html

・みょうがの主な栄養素一覧(可食部100gあたり)
カリウム 210mg
カルシウム 25mg
マグネシウム 30mg
リン 12mg
マンガン 1.17mg
βカロテン 27μg
ビタミンK 20μg
葉酸 25μg
ビタミンC 2mg
ビタミンB1 0.05mg
ビタミンB2 0.05mg
アントシアニン
アルファ・ピンネ
* 頭をスッキリさせる芳香成分αピネンや色素成分のアントシアニンも含まれている。

『いただきます2  ここは発酵の楽園 ~オーガニック給食編』オンライン上映会情報

おいしく楽しく免疫力をあげるためのヒント満載の映画『いただきます2 』。
この映画に、オーガニック給食先進地、千葉県のいすみ市木更津市、そして長野県松川町の事例も追加したオーガニック給食編。
9/12(日)にオンライン上映会があります。

コロナ時代の今、子どもたちを守る1つの方法がオーガニック給食。
それがすべての人の未来をも切り拓く。
「多くの方と共有できたらいいな!」と思い投稿します。

◆申し込み・振り込みは、明日9/10(金)23:59まで。
https://pro.form-mailer.jp/lp/aee4144b232785


◆予告編「いただきます2 オーガニック給食篇」

www.youtube.com

◆映画公式サイト「いただきます2 ここは発酵の楽園」
https://www.itadakimasu2.jp/

予告編「いただきます2 ここは、発酵の楽園」

vimeo.com


www.youtube.com

深みと貫禄あるカボチャをスケッチ

先日、ラボ1畑のカボチャを1つ収穫した。「可愛らしすぎる」とブログでも紹介したカボチャだ。

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 *「可愛らしすぎる~自生エリアのカボチャの実」(カシコレラ
https://kasikorera2017.hatenablog.com/.../2021/07/12/212931

時がたつにつれ、くすんだ色に変わり、表面のツヤがなくなり、傷のようなものがついていくのを残念に思っていた。ところが、収穫して手に取ってみると、深みと貫禄があって、観ていると惚れ惚れするのだ。

昨日の夕食前、ささっと4Bの鉛筆でスケッチした。描くためにじっくり観察するのでさまざまな気づきがありとても面白い。信州に移り住んでから初めてのスケッチ。

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水彩色鉛筆で着色するとどうなるだろうか?と想像中。

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・水彩色鉛筆の使い方、描き方 【ハガキサイズ・猫編】
http://www.kitanoda-art-school.com/2016/01/11/%e6%b0%b4%e5%bd%a9%e8%89%b2%e9%89%9b%e7%ad%86%e3%81%ae%e4%bd%bf%e3%81%84%e6%96%b9%e3%80%81%e6%8f%8f%e3%81%8d%e6%96%b9-%e3%80%90%e3%83%8f%e3%82%ac%e3%82%ad%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%ba%e3%83%bb%e7%8c%ab/


・水彩色鉛筆の基本的な使い方を6つ紹介します
https://k-illust.net/category3/entry40.html




小豆(アズキ)の手入れ~虫の声、小豆玄米ご飯、発酵餡子


ラボ1畑で小豆の手入れをしていたら、虫が鳴き始めた。
「鈴虫?」
急いで動画撮影開始。
コオロギだった。

大好物の「小豆玄米ご飯」の小豆を少しでも多く自給したいと思い、今年は小豆の作付け面積を、苦労の末、2倍に増やした。
今春から、小豆で、砂糖など一切使用しない「発酵餡子」もつくるようになったので、来年はもっと小豆の作付け面積増やさなきゃ。

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↑* 発芽させた玄米と小豆を炊く。塩とゴマを振りかけて、ゆっくりよく噛んで食べる。うまいのなんのって。健康食でもある。


↓* 小豆畝はラボ1畑の北側エリアに3条、南側エリアに3条。

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↑*アズキの花 ↓ *アズキのサヤ

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↓*北側エリアの小豆畝をつくる際、掘り出す羽目になった石の一部

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種を採るために実を残す

オクラやキュウリやズッキーニは子孫を残すために結実し種をつくる。なのに僕は早めに実を収穫しおいしくいただく(汗)。子孫を残こすというオクラたちの意志を尊重し権利を擁護するためにも(笑)せめてその一部の種を採り種を蒔こうと思う。

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ついでに栗の様子。

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秋と夏と(後編) ~「天地始粛」のラボ1畑

(この株のカボチャは5つも実をつけて元気一杯)

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(ゴマはサヤをしっかりつけているのに少しずつ大きくなっている)

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(オクラはようやく大きくなり、実をつけ始めた)

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(ミニミニゴーヤ。子孫を残さなければと必死なのかもしれない)

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秋と夏と(前編)~「天地始粛」のラボ1畑

立秋(8/7あるいは8/7~8/22の時期)も過ぎ、暦の上ではすっかり秋。カボチャやアズキの実が熟し始め、赤トンボの姿を見かけるなど、秋の到来を感じることが多くなった。その一方でゴーヤやオクラが成長してようやく実をつけ始めるなど、夏を感じることもしばしば。「夏から秋へ」というよりも「秋と夏と」といった方が実感に近い。
七十二候の40候「天地始粛(てんちはじめてさむし):暑さが鎮まる頃」(8/28~9/1)に撮影したラボ1畑の写真を2回に分けて掲載したい。

今日から七十二候の41候「禾乃登(こくものすなわちみのる):穀物が実る頃」(9/2~9/6)を迎える。

(大豆の葉にとまる赤トンボ)

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ラッカセイ

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(アズキ(北))

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(自家採取用キュウリ)

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(収穫したカボチャ)

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