オクラやキュウリやズッキーニは子孫を残すために結実し種をつくる。なのに僕は早めに実を収穫しおいしくいただく(汗)。子孫を残こすというオクラたちの意志を尊重し権利を擁護するためにも(笑)せめてその一部の種を採り種を蒔こうと思う。
ついでに栗の様子。
オクラやキュウリやズッキーニは子孫を残すために結実し種をつくる。なのに僕は早めに実を収穫しおいしくいただく(汗)。子孫を残こすというオクラたちの意志を尊重し権利を擁護するためにも(笑)せめてその一部の種を採り種を蒔こうと思う。
ついでに栗の様子。
(この株のカボチャは5つも実をつけて元気一杯)
(ゴマはサヤをしっかりつけているのに少しずつ大きくなっている)
(オクラはようやく大きくなり、実をつけ始めた)
(ミニミニゴーヤ。子孫を残さなければと必死なのかもしれない)
立秋(8/7あるいは8/7~8/22の時期)も過ぎ、暦の上ではすっかり秋。カボチャやアズキの実が熟し始め、赤トンボの姿を見かけるなど、秋の到来を感じることが多くなった。その一方でゴーヤやオクラが成長してようやく実をつけ始めるなど、夏を感じることもしばしば。「夏から秋へ」というよりも「秋と夏と」といった方が実感に近い。
七十二候の40候「天地始粛(てんちはじめてさむし):暑さが鎮まる頃」(8/28~9/1)に撮影したラボ1畑の写真を2回に分けて掲載したい。
今日から七十二候の41候「禾乃登(こくものすなわちみのる):穀物が実る頃」(9/2~9/6)を迎える。
(大豆の葉にとまる赤トンボ)
(ラッカセイ)
(アズキ(北))
(自家採取用キュウリ)
(収穫したカボチャ)
ラボ1畑で汗水たらしてせっせと石を掘り出していたら、ある曲の一部分が頭の中をぐるぐる回っていることに気が付いた。
「何の曲だっけ?」
頭の中のジュークボックスを検索したら
「ああ、前田さんの曲だ」
前田さんのシンプルな歌詞、そして、田崎さんの力強いボーカルとピアノ演奏が印象的な2曲目「稲穂のキモチ(稲刈りの唄)」だった。
♪ 墾田永年私財法 please plant me forever ♪ につづく
♪ お~お~お~おおおお~ ♪の繰り返し部分がいつの間にか頭の中をぐるぐる回っていたのだった。
そして、気が付いた。
イントロのギター、そして、稲愛がひしひし伝わる歌詞が印象的な3曲目「稲びいき(田植えの唄)」の ♪ ほかの命も住みたきゃ おいで だけど ここでは稲びいき♪のフレーズが頭の中をぐるぐる回っているときもあるのだ。
おそらく、まだ、気が付いていないだけで、軽快で親しみやすい洗練されたメロディー、社会的内容をユーモラスに描いた詞、そして、きれいなハーモニーが印象的な1曲め「きさらづ田の草取り唄」がぐるぐる回っているときもあるに違いない。
ぜひ、視聴してみてください。
きさらづ田の草取り唄 PV2
詳しくはこちら「何でも愉しむ文化 田の文化」
https://www.tano-culture.net/
※ 前田さんは非電化工房の大先輩(年齢は私よりかなり若い)。僕は前田さんの「きさらづ大学」に着想を得て、「みまきはら大学」を超見切り発車で立ち上げた。
おおたか静流さんのコンサート以来、「夏は来ぬ」という曲が頭の中をぐるぐるめぐっている。この曲は1896(明治29)年に発表された日本の唱歌。日常では使用しない語句が多用されているので歌詞は難解だが、ことばの響きがとても美しい。
次の2曲がとても印象的だった。明治時代に作られた日本の曲が外国のミュージシャンによって新しい命を吹き込まれているのが新鮮だったし、文化交流について想起させられた。
① Scott & Rivers - 夏は来ぬ [ステテコver.](歌詞字幕あり)
② Tulus - 夏は来ぬ(日本語ヴァージョン)
* Scott & Rivers・・・日本語や日本音楽・文化に関心を持つU.S.A.出身の二人のロック・ミュージシャン。
* Tulus・・・インドネシアで国民的人気を誇るジャズ&ポップス歌手。
1996年、オーストラリア(AU)とニュージーランド(NZ)での研修で、小学校、中学校、高校を訪問したり、ホームステイをしたり、大学寮で生活したりした時のことを思い出した。
当時、両国では日本への関心が高かった。例えば、経済都市シドニー(AU)の先進的学校では日本語教育が盛んに行われており、大学都市パーマストンノース(NZ)では高校生や大学生が夏休みに日本のスキー場でアルバイトすることがちょっとしたステータスになっていた。しかし、それは「日本語ができたら日本人観光客相手のバイトができる、就職に有利」など、経済的関係に根差したものだった。真の友好関係を築くには、経済的な関係だけではなく、文化交流や歴史認識の共有が大切だと感じたものだった。
例えば、日本に植民地統治されたことがある現在の韓国や台湾と日本との関係。韓流ドラマやK-POPが日本の民衆に韓国への親近感を醸成した役割は大きかっただろう。アニメなど日本の文化が台湾の民衆に親日意識をもたらした役割も大きいという。文化交流が、国境や負の歴史を乗り越えて、人と人をつないだ良い例かもしれない。
* ただし、友好関係を揺るぎないものに深めるには歴史認識の共有に至る必要があるというのが私の考えである。
去り行く夏を惜しむ今日この頃。「夏は来ぬ」を聴きながら、とりとめのないことを考えた。
いんやく りお さんが、昨日、8月17日、インドネシアの独立記念日に、自作の曲「ガルーダ琉球」のミュージックビデオを公開。インドネシアのエイサー団体 U-maku Eisa Shinka との合作。
* ちょうど、インドネシアに関係する記事を書こうとしていたところでビックリ!
楽曲もミュージックビデオもいい感じ。
◆Garuda Ryukyu MV Rio Inyaku feat. U-maku Eisa Shinka Indonesia
ガルーダ琉球 - いんやくりお(feat.ウーマクエイサーしんかインドネシア)
いんやく りお さんは私がとても共感している青年。ブログ「カシコレラ」で紹介しています。
◆いんやく りお さん ~すじみち(理)を生きる~
https://kasikorera2017.hatenablog.com/.../2020/07/05/191327
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(メモ)
エイサーとは?(沖縄全島エイサーまつり実行委員会オフィシャルサイト)
https://www.zentoeisa.com/about-eisa.html
エイサー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%A4%E3%82%B5%E3%83%BC
ウーマクエイサーしんかインドネシア
U-maku Eisa Shinka Indonesia
https://www.facebook.com/umakueisa
先日、『おおたか静流コンサート~「夏は来ぬ」』を楽しんできた。
「茶房・読書の森」を支援するクラウドファンディングが成功した記念イベントだ。
プロの音楽ライブに行くのは、約2年半ぶり、信州移住後、初めてのことだ。
* 偶然なのだが、2年半前に行ったライブは、藤野の「カフェ・レストランShu」にて開催された『おおたか静流 東北震災支援チャリティ公演』だった。
とてもいい雰囲気の中で行われた、愉しく、かつ奥深いコンサートだった。
共演者のオギタカさん(小諸市在住の作曲家・シンガーソングライター)も素敵だった。
その雰囲気を皆さんに伝えられないのが残念だが、演奏曲目、おおたか静流さんの魅力のごく一部を伝えるyou tube映像3本、プロフィールを掲載しておきたい。
〈演奏曲目〉
・前半
オープニング:I'll remember you
夏のページ
夏は来ぬ
林檎の木の下で
悲しくてやりきれない
でんでらりゅば
Roaming Sheep(from ゛Final Fantasy Ⅲ゛)
知ったかぶり
・後半
SAJA DREAM (サヤ・ドリーム)
すっぽんぽん
お背中音頭
花~すべての人の心に花を
The Voice Is Coming(声が聞こえる)
アンコール:Amazing Grace
〈youtube音楽映像より〉
・おおたか静流 - おせなか音頭 in 鉢(オープンレコーディング @絵本と木の実の美術館 2019年)
・梅津和時,おおたか静流,久米大作,太田恵資 - 東北 / TOHOKU(Live @ Pit Inn Shinjyuku September 29 2013)
* ↑ 藤野「カフェレストランShu」のライブではこの曲を演奏。
・おおたか静流-でんでらりゅば(シズリンのこどもライブ)
〈プロフィール〉
・おおたか静流プロフィール(Official Websiteより)
http://sizzle-ohtaka.com/profile
・オギタカ(荻原崇弘):小諸市在住の作曲家・音楽講師・シンガーソングライター
https://www.otoasobi.net/blank-1
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(メモ)
夏のページ
https://www.youtube.com/watch?v=lwmPvXEZNiY
夏は来ぬ
スコット と リバース - 夏は来ぬ (Scott & Rivers - Natsu wa Kinu) - [Steteco Version/ステテコ バージョン]
* 某ファストファッション企業のCMなので掲載したくないのだが曲は素敵なので。
おおたか静流 / 林檎の木の下で
https://www.youtube.com/watch?v=RlDFI_uOnaw
悲しくてやりきれない / おおたか静流
https://www.youtube.com/watch?v=-6PjLNIq2GU
おおたか静流-でんでらりゅば(シズリンのこどもライブ)
https://www.youtube.com/watch?v=bB3FSEf13ao
Roaming Sheep; from ゛Final Fantasy Ⅲ゛ Sizzle Ohtaka & Tatsuo Kondo おおたか静流 & 近藤達郎
https://www.youtube.com/watch?v=uawnABhb8VY
"Roaming Sheep" from Final Fantasy III/ Sizzle Ohtaka
https://www.youtube.com/watch?v=lehEZ4ty2I4
にほんごであそぼ「しったかぶり(5)」
https://www.youtube.com/watch?v=8G5d5-d4s3o
Sizzle Ohtaka (おおたか静流) - SAJA DREAM (サヤ・ドリーム)
https://www.youtube.com/watch?v=vgxjlPLk594
こまっちゃクレズマxおおたか静流「すっぽんぽん」
https://www.youtube.com/watch?v=AnCJZzcIOZ8
【おせなか音頭】 おおたか静流 Sizzle Ohtaka
https://www.youtube.com/watch?v=5xHfDt35Hng
おおたか静流 * 花(すべての人の心に花を)
https://www.youtube.com/watch?v=F_kN_4erGVU
The Voice is Coming ( Sizzle Ohtaka + Kinsei R&D )
https://www.youtube.com/watch?v=jcKDKH4a1TY
The Voice is Coming Sizzle Ohtaka & Tatsuo Kondo おおたか静流 & 近藤達郎
https://www.youtube.com/watch?v=O0-fD2sqwg8
The Voice Is Coming - おおたか静流
https://www.youtube.com/watch?v=xbJxX9N0ELg
おおたか静流 - 東北(でんでらキャラバン報告会)
https://www.youtube.com/watch?v=tTZuOcqZj9A
Sizzle Ohtaka おおたか静流 in かぐや祭り 2016 年10月16日 主催:さんわーくかぐや
https://www.youtube.com/watch?v=1p-U6Rww9Og
【北アルプス国際芸術祭2017年】光影 Light & Shadow Concert Sizzle Ohtaka・Takayuki Fujimoto
https://www.youtube.com/watch?v=4Krtyitezjs
坂本九 / 幸せなら手をたたこう (1964-5)
Kyu Sakamoto / If You're Happy and You Know It
多くの人がその歌詞の一部を知っている「幸せなら手をたたこう」。
生命倫理学のパイオニアとして知られる学者・木村利人さんが作詞した曲だ。
木村さんが、まだ大学院生だった1959年、農村復興ボランティアで訪れたフィリピンで、現地の子どもたちが歌っていたスペイン民謡に歌詞をつけたものなのだそうだ。
この曲には、木村さんの実体験と未来への前向きな思いが秘められている。
下記の参考資料をもとにそのことについて紹介したい。
子どもの頃、疎開や空襲を経験した木村さん。
日本人は戦争被害者だとばかり思っていた。
ところが、木村さんを迎えたフィリピンの村人の表情は殺気立っていた。
「この傷はかつて日本の憲兵に刺された傷だ」
「日本軍は農民の作物を奪い住民を虐殺した」
木村さんに浴びせられた言葉だ。
アジアを解放する正義の戦いだと教わっていた木村さんは日本の加害の事実を初めて知った。
自分の無知を恥じ、罪悪感を覚え、いたたまれず帰国も考えた。
だが、悩んだ末、現地に残る決心をした。
「申し訳ないと心で思っているだけではだめだ。態度で示さなければ」
そう考えた木村さんは、現地の青年たちと寝食を共にしながら、井戸掘り、トイレ作り、校庭整備などの土木作業を行った。
そのうちに村人たちの木村さんに対する態度が好意的になってきた。
焼きバナナ、コーヒー、魚などを差し入れてくれたり、誕生日会に招いてくれたり...
そんなある夜、ボランティア仲間のラルフさんが木村さんに打ち明けた。
「僕の家族は日本兵に殺された。日本軍と日本人が憎くて日本から誰かが来たら殺してやろうと思っていた。だけど、君と一緒に働くうちに考えが変わった。忘れることはできないけれど、許すことはできる。ともに戦争をおこさない社会をつくろう」
村人やラルフは自分たちの思いを態度で示してくれた。
木村さんはそう思った。
この体験をもとに帰国する貨物船の中でつくった曲が「幸せなら手をたたこう」だった。
1970年代後半、木村さんは、学問の枠を超えて命に関わるあらゆる問題を考える「生命倫理」という学問を立ち上げた。
人間の尊厳を守る社会を作ることでフィリピンの人に応えたいとの思いが支えだったという。
(追記)
木村さんの詞は12番まであって、♪「手をたたこう」の部分が変わっていく。
例えば、7番は♪「泣きましょう」、12番は♪「最初から」だ。
・歌詞「幸せならてをたたこう」 作詞:木村利人 / スペイン民謡
http://www.mahoroba.ne.jp/~gonbe007/hog/shouka/shiawasenara.html
【参考資料】
① 伊藤千尋&さらん「幸せなら手をたたこう」(『週刊金曜日』2021.08.06.(1340号))
②「幸せなら手をたたこう ~坂本九さんが歌った曲の作詞秘話」(東京新聞 WWeb版 2020.8.20.)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/49863
③「幸せなら手をたたこう ~名曲誕生のストーリー」(東京YMCA:会員が語る「私とYMCA」)
https://tokyo.ymca.or.jp/about/interview_kimura.html
※ 尚、①の漫画は次の2つの文献を出典としている。
・伊藤千尋『心の歌よ!日本人の「故郷」を求めて』
・木村恵子『キーフさん ~ある少年の戦争と平和の物語~〈新版〉』
・自生エリアの自生トマト(見えづらいが自生カボチャと一緒に撮影)
・ビニールハウス内、自由放任型栽培のミニトマト「ステラミニ」
・露地栽培の加工用トマト「サンマルツァーノ」
・収穫したサンマルツァーノ。おいしいトマトソースになる予定。