3月6日のこと。最近親しくなったMさんが主催する「竹のバターナイフ・ワークショップ」に参加した。
導入、進行、教え方、さまざまな配慮、すべて完璧!さすが!
そしてMさんの人間力の賜物でしょう、参加された皆さんも志をもってさまざまなことに取り組んでいる素敵な方ばかり。
竹と竹のバターナイフづくりに魅了されただけでなく、新たな人との出会いとつながりにも心が豊かになった、とても愉しい企画だった。
さて、我が家ではバターは滅多に使わないのだが、みんなが口々に「バターはあまり使わないけど…」と言いながら真剣にバターナイフを作っていたのには笑えた。
困ったことは、「制作に没頭したい!でも、みなさんとも話したい!」という葛藤。
ナタで竹を割る作業、小刀で削る作業を終え、紙やすりで磨く作業が軌道に乗ったところでようやくみなさんと会話を愉しむことができた。
バターナイフ制作に関して、一番心に残ったのは、Mさんの「紙はゴッド(神)」という言葉。
紙やすりで磨いていると、竹の中に潜んでいるバターナイフなど、制作対象の形が浮き出てくるという意味だろう。
「どんな石の塊も内部に彫像を秘めている。それを発見するのが彫刻家の仕事だ」というミケランジェロの名言みたいでカッコいい。
みなさんとの会話を愉しみながら紙やすり作業をしたため、「紙はゴッド」に集中できなかった。
今度、自宅で竹の作品をつくる際に「紙はゴッド」してみたい。
(Mさんが下準備してくれた)
(ナタ作業、小刀作業を終え、紙やすり作業)
(みなさんがつくったバターナイフ勢ぞろい)
(未完成だが、自宅に帰ってすぐに撮影)