カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

いんやくりお「琉球八景」~平和と文化について考える

琉球八景 MV いんやくりお

www.youtube.com


https://www.youtube.com/watch?v=QRcdOJ2goR0

 スケールの大きさと繊細で優しい感じとを兼ね備えた素晴しい曲だと思う。ひとつひとつの映像も魅力的。社会の中で文化の境目に立つ人々への配慮や平和を願うメッセージにも共感する。

 音楽はいんやくりお(印鑰理央)さん 、ビデオ撮影と動画編集はNoriko Inyakuさん担当とのこと。詞章は徐葆光(じょほうこう)の漢詩。徐葆光は、1719年、冊封副使として琉球を訪れた中国の官僚(『中山伝信録』『奉使琉球詩』など、優れた史料と漢詩を残した人物)。
 制作のきっかけは、映画「徐葆光が見た琉球冊封琉球~」(日中国交正常化40周年記念映画)を観たことだそうだ。

 中世から近世にかけて東アジアの国々は穏やかで安定し、お互いが敬意をもって交流していた。「守礼の邦」と称された琉球は、武力ではなく礼節と徳を大切にして外交を行い、芸能を用いて来賓をもてなしていた。
 徐葆光(じょほうこう)が、冊封副使として琉球を訪れた1719年は、琉球も中国も日本も安定した時代に入っていた。平和と安定からは、 文化が花開く。
 琉球文化に感嘆した徐葆光は、滞在する約8カ月の間に琉球のすべてを描き写そうと、細部に至る記録書と漢詩集を書き綴っていった。そこには心と心で結ばれた命をかけた人間の交流があった。徐葆光が琉球を描いた漢詩は、のちに葛飾北斎に『琉球八景』という版画を作らせるなど文化的な影響を広く与えたという。

 中国への敵対意識を煽る動向があるが、今年は日中国交正常化50周年。

(参考)

徐葆光が見た琉球冊封琉球
300年前の幻の書が、東洋の宝石、美徳と不老の憧憬の邦を描く!
http://johoko.jp/

映画「徐葆光が見た琉球冊封琉球~」
日中国交正常化40周年・沖縄本土復帰40周年企画
文部科学省選定
https://www.iw-eizo.co.jp/sell/society/12/so_12_johoukougamitaryukyu.html

『徐葆光が見た琉球』予告(2014年)

www.youtube.com


https://www.youtube.com/watch?v=MUmX32dOC-I