作秋、自宅から徒歩5分程に位置するラボ4畑に手間暇かけて「菌ちゃん畝」を2つたてた。その畝に12株のカボチャを栽培していたのだが、壊滅状態となった。先日、果実を付けて残っていた唯一の株も完全に枯れ果てた。
12株を代表して子孫を残したカボチャ。悪条件の畑とはいえ、カボチャが心地よく生育できる環境を作る力量がないことを反省したり、その中でも1つ果実を残してくれたことに感謝したり。自宅に持ち帰り、さまざまな思いで何枚も写真を撮影した。
手に取って見れば見るほど愛着が湧くこのカボチャ。もっと良く観察するために素描したいと思いながらも、精神的に描くゆとりがないまま、室内の片隅に飾っておいたのだが、今朝、観たら陥没した部分が少し痛み始めていた(30分ほど前のこと)。
感慨深いこのカボチャ、早く頂かなくてはならない。食べる前に描かなきゃ。幸い、雨のため農作業ができない。ささっと描いてみた。
対象を観察しなければ素描できない。観察すると新たな発見があったり愛着が深まったりする。素描画そのもの(描いた結果)よりも、新たな発見や愛着の深化で心が豊かになる感覚(描く過程)が私にとって大切なこと。だから、上手くなくても素描が好きだ。極めてまれにしか描く機会はないのだが。
(素描した角度とは微妙に異なるのだが。素描後に撮影)
(追記)素描と言えば、この曲を連想する。この曲収録のアルバムやレコード・ジャケットについては興味深い事実がいろいろある。
The Durutti Column - Sketch for summer
Sketch For Summer - The Durutti Column - La Edad de Oro, Madrid 1983
The Durutti Column - The Return of the Durutti Column (1980) (Full Album)