カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

うれしい年賀状

T・A&T・Y夫妻より今年も素敵なお手製の版画の年賀状を頂いた。
許可を得ていないのでその画像を掲載できないのが残念だが言葉で説明してみると・・・

 目が覚めるような色鮮やかな橙色のほおずき。
 背景色は何とも言えず品のある気持ちのいい青。
 そこに彫られた文字は山頭火の俳句。

 ころりと 
 寝ころべば 
 青空 
   山頭火

そして、あて名書きの下に次のような内容の文面が記されていた。

スミスが聞きたいなと思うとスミスの音楽を、
ムーン・リバーを聞きたいなと思うとムーン・リバー
以心伝心の如く、私がブログ「カシコレラ・ミュージック」(「カシコレラ」?)に掲載するというのだ。

そして、添えられたリクエストは、ヴィヴァルディの四季の冬。

真面目なリクエストかどうかは不明なのだが、
ヴィヴァルディの四季の冬と聞いてピンときた!

Steave Howe - Winter 2nd Movement 4 Seasons

www.youtube.com

おそらく、ご希望はコチラでしょうね。

Vivaldi - Four Seasons, Winter, 2nd Movement

www.youtube.com

ちなみに年賀状は年が明けた昨日作成した。

伐採木の玉切り作業

10日程前のことだ。
「薪にする木は要らんかね」
小屋作業をしていたら近所の方が声をかけて下さった。
日陰になるので田んぼ隣接地のナラの木を伐採したから必要だったらチェーンソーで玉切りして持って行っていいとのこと。
現場は車で2~3分の場所。
とても有り難い話だ。
小屋作業は一旦休止して薪仕事をすることになった。

私がめざす生活を築くためには薪は欠かせない大切なエネルギー資源。
しかし、今回のような恵まれた場合でも、大量の薪を準備するには多大な労力と、チェーンソーの燃料代、チェーンオイル代などそれなりの費用を要する。

実は、現在、こつこつともみ殻断熱の小屋を建造しているのは、
厳寒期でも、小型の薪ストーブを1時間程度焚けば、快適に暮らせる場所をつくることが1つの大きな目的なのだ。
これが実現すれば大量の薪を準備せずとも快適に冬を過ごすことができる。

 

今日、玉切りの現場の後片付けを終えた。
明日から小屋建造再開の予定。

外壁工事②押縁 ~もみ殻断熱小屋建造

12/8、ようやく、外壁材と外壁材の間にあてる押縁の取付を含め、外壁工事が完了した。
押縁を付けると小屋の表情がとても豊かになった。
小屋の下部、敷土台~足固め間にも外壁と押縁を取り付けた。




 

12/19、床材が納品されて、いよいよ床を張る作業、内装の段階に至ったのだが、今度は薪の調達をすることになり、床張り作業はお預けだ。



改修というより刷新工事

我が家の独立型太陽光発電システムの
鉛バッテリーが劣化してきた。
11月下旬の4日間、12月初旬の1日、計5日かけて、システムを一新する工事を行った。
もちろん、一人ではできないのでF電力のSさんに来ていただいた。

廃車になった日産リーフのリチウムバッテリーを使う予定だったが、諸事情あって断念。
悔しいが、新品のリチウムの生セルでバッテリーを組み立てることになった。

詳細は省略するが、鉛バッテリーが占領していた階段下の収納庫がスッキリし、太陽光パネルの配置とつなぎ方が変わった。

工事の準備、工事後の対応に追われて、またまた、小屋建造が遅れてしまったが、仕方ない。




ワクワクときめく本!~藤村靖之著『地球の冷やし方~ぼくたちに愉しくできること』


師匠・藤村靖之さんの著者『地球の冷やし方~ぼくたちに愉しくできること』が、先日、我が家に届いた。発売前に予約していたのだ。

環境負荷が小さく、あまりお金に依存しない、自給的な丁寧な暮らしを、できるところから、コツコツゆったりと、愉しみながら築こうとしている僕には、この上なくワクワクときめく本である。
それは当然のことなのだが、今回の本は、これまで非電化工房に縁がなかったみなさんにもトキメキが伝わるような出来栄だと思う。内容構成が練りに練られているし、日常生活に密着したトキメキ度の高い内容が多いし、おまけに、大きなカラー写真がたくさん使われているのだ。

さて、昨日、客人にこの本を見せた。
「日常で取り入れたくなることがたくさんありますね。私も買おう」と彼。
 とても嬉しくなった。
桂離宮の床下はもみ殻で断熱されていて、創建時のもみ殻が今でも使用されている」という趣旨の記述が「籾殻断熱」の項にあったので、彼に本を見せたのだ。
それだけなのに、自主的に興味を持ってページをめくってくれ、この本の魅力が伝わったようだ。

この本について、折に触れ、気ままにのんびり書いてみたいと思う。
とりあえず、この本の内容を紹介している非電化工房HPアドレスをコメント欄に掲載しておきますね。


藤村靖之 『地球の冷やし方』 ~ぼくたちに愉しくできること~(非電化工房公式HP内)
http://www.hidenka.net/cool_earth/index.htm

外壁工事①外壁材 ~もみ殻断熱小屋建造

諸事情あって2カ月ほど休止していたもみ殻断熱小屋建造。
10/13から再開。
「外壁材」を取り付けるところまでたどり着いた。

東壁でその様子を簡単に紹介すると.....

工程1:風雨からもみ殻断熱壁を守るための「仮の透湿防水シート」を撤去。
工程2:「透湿防水シート」を張る。


工程3:外壁を取り付けるための「胴縁」を取り付け
 *断熱材のもみ殻がはみ出るのを防止するため下地板の境目に取り付ける


工程4:断熱材のもみ殻がはみ出るのを防止するための「目板」を取り付ける
 *下地板の境目に取り付ける


工程5:「外壁材(信州産唐松)」を切断して塗装
 *土壌・水質汚染なしの天然成分100%の木材保護防護保持剤ウッドロングエコ使用
https://mitsurouwax.com/cont02/


工程6:「外壁材」取り付け
 *この後、「外壁材」の境目に「押縁」を取り付ける


ついでに西壁の様子。


完成まで、まだ先は長いが、11月中には外壁工事を終えることができそうだ。

 

蛇足:

壁で連想するのはPink Floydのアルバム”The Wall”。

”The Wall”収録曲’Comfortably Numb’で好きなのが
ROBERT WYATTが参加しているこのAcoustic LIVE 映像。

DAVID GILMOUR with ROBERT WYATT『Comfortably Numb (Acoustic Version) 』 2002 by miu JAPAN

www.youtube.com

(参考)
・P̲ink Flo̲yd - T̲h̲e̲ W̲a̲l̲l̲ (Full Album)1979
https://www.youtube.com/watch?v=r48BLz42NuI

Pink Floyd - "Another Brick in The Wall " PULSE Remastered 2019
https://www.youtube.com/watch?v=W0bi7OfaKMY

カボチャの収穫2023・その3 ~ラボ1畑のカボチャ

 

9月中旬、自宅隣接のラボ1畑のカボチャの葉が枯れ始めた。
果実の付け根がコルク化してきたものを見つけ次第収穫した。

最後まで残ったのはビニールハウス内のカボチャ。
これを9/27に収穫し、今年のカボチャの収穫は全て終わった。

 

ヒトツボ菜園・・・2株で12個
ラボ4畑・・・9株で9個
ラボ1畑・・・自生した沢山の株から6個

数字だけを見るとラボ1畑のカボチャの価値は低いようにみえる。
しかも、ラボ1畑のカボチャは小ぶりだ。
しかし、ラボ1畑のカボチャは、興味深く、ありがたい存在だった。


食べ終えてタネを捨てた場所で自生した苗を気ままにあちらこちらに移植し、その後は完全な放任状態だったのがラボ1畑のカボチャたち。
ネットに登ったり、豆柿に登ったり、自由奔放に育った。
その生育状況を眺めたり、写真撮影したり、大いに楽しませてもらった。
一つひとつがとても愛着深い。

(豆柿に登り、そこで実を付けたカボチャ。8/6撮影)


( 防風ネットによじ登ったカボチャ。8/6撮影)

 

カボチャの収穫2023・その2 ~ラボ4畑のカボチャ


8/23、ラボ4畑のカボチャの収穫作業も行った。
しばらく放置状態だったので草に埋もれた部分が多かった。
また、「ヒトツボ菜園」のカボチャと異なり、葉もツルも枯れかかっているものが多かった。

それでも1つの株に1個ずつ、合計9個のカボチャを収穫。
土層・土壌環境が好ましくないラボ4畑での無農薬無肥料栽培。
カボチャが完熟するまで無事生育したのは4年目にして初めてのことだ。


7月20日に撮影した写真。この頃まではとても順調に生育。













サツマイモ・ムラサキイモの収穫2023 おまけ:題名にSweet Potatoという語句を含む楽曲

10/14、夜からの降雨の前にサツマイモとムラサキイモを収穫した。
苗の定植が遅れ気味だったこと、例年になく降雨が少なく、例年より葉やツルに勢いがないような感じだったことから、今年はあまりイモができていないのではないかと少々不安だった。
しかし、これまでより、大きく育った芋が多く、まずまずの出来だった。大満足。


↓ 葉が枯れはじめているサツマイモ畝。音楽を聴きながら丁寧に掘り出し作業。




↓ムラサキイモ掘り出し中。




↓ ムラサキイモの掘り上げ終了。




↓  次はサツマイモの掘り上げ。大きなショベルと移植ゴテを使い分けて、大胆、かつ、丁寧に。


来年に向けて畝の整備をしなければ!

【蛇足】

題名にSweet Potatoという語句を含む楽曲を探してみた。初めて聞く曲ばかりだった。

◆Jake Xerxes Fussell(ジェイク・ザークシーズ・ファッセル) - "Have You Ever Seen Peaches Growing on a Sweet Potato Vine?" (Official Audio)

www.youtube.com


* Jimmy Lee Williamsのカバー曲

・Jake Xerxes Fussel(wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Jake_Xerxes_Fussell

・風景の中から感情を掬いだす~ジェイク・ザークシーズ・ファッセルの新作「Good and Green Again」- Astral Clave - SSブログ(2022/01/25)
https://astral-clave.blog.ss-blog.jp/2022-01-25-1


◆Sia - Sweet Potato

www.youtube.com


lylics
https://genius.com/Sia-sweet-potato-lyrics


・シーア(ウィキペディア
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%BC%E3%82%A2

・シーア(ワーナー・ミュージック・ジャパン)
https://wmg.jp/sia/


Ray Charles feat. James Taylor - Sweet Potato Pie (Official Audio)

www.youtube.com






 

栗収穫 2023


「小躍りするくらい美味しかった。まだ間に合えば追加を頂きたい」という趣旨のメールを頂いた。我が家の栗を食べて下さった知人からだ。妻と二人で小躍りせんばかりに喜んだ。「冷蔵庫で1週間程、追熟させるととても甘みが増しますよ」という助言を守って食べて下さったようだ。

彼がどのようにして食べて下さったのか定かではない。栗が大好物で本格的なワイン愛好家なので、焼き栗だったのではないかと勝手に推測している。フランスやポルトガルでの定番の食べ方、焼き栗はこの上なく美味しく、ワインにも合うらしい。

ところで、僕自身の現在のお気に入りは、茹でた栗を半分に切ってスプーンですくって食べる方法だ。手軽に、かつ、省エネルギーで調理でき、食べ始めると「止められない、止まらない」状態になって困るほど我が家の栗は美味い。

事前に皮を剥いたり、切れ目をいれたりする必要なく、さっと洗って鍋で茹でるだけ。湯が沸騰したら弱火で5分茹でる。火を止めて鍋帽子を使い、10分ほど保温調理。火を止めたら放っておけば出来上がるのだ。

 * 真に持続可能な暮らし方、生き方といったものを探求しようとすれば、調理の際に、美味しさだけでなく、準備から片付けまでに費やす時間・労力・経済的負担、消費エネルギー等の環境負荷といった要素にも考慮する必要がある。

 * そのような暮らし方を探求するかどうかは個人の自由であるし、探求するにしても、状況に応じて重視する要素は変わって然るべきなのは言うまでもない。

 



さて、ここまで記事を書き終えてから、ポルトガルのマルヴァオンの栗祭りの紹介記事を読んだ。ワインを飲みながらの焼き栗を体験したくなった。気分が乗った時にフライパンで焼き栗してみよう!

・マルヴァオンの栗祭りに行って来た(3)(2016/1/11)
https://olaporu.blog.jp/archives/55448785.html

・フライパンで焼き栗の作り方
https://note.com/travelingfoodlab/n/na00ecc76f314

【参考資料】

魔法の鍋帽子R~我が家の「持続可能な暮らしグッズ」①~
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2021/01/27/094759

鍋帽子(全国友の会)
https://www.zentomo.jp/nabeboushi/

『魔法の鍋帽子®』協力全国友の会 婦人之友社
https://www.zentomo.jp/nabeboushi/

ポルトガル旅行Vlog】マルヴァオンの栗祭りに行ってきました
https://www.youtube.com/watch?v=sH5CKs2_cqs


最後に栗収穫までの写真を

9/23撮影



9/26撮影



9/29撮影



今年は近隣の小売店の産地直売コーナーでの販売も試みた。