(「ジュゴンの里」を訪れ、「ホープ・スポット」を案内していただいた)
- これまで、さまざまな旅を経験してきたので、もう旅はしなくてもいい。今の生活自体が旅ようなものだしね。
そのように思っていた。しかし、いんやく りおさんに会えることになり、2月下旬、日常を忘れて、沖縄に旅をした。
ジュゴンやアオサンゴなど貴重な生物がたくさん生息している大浦湾も訪れ、「ジュゴンの里」のスタッフに話をうかがった。辺野古・大浦湾一帯は、日本で唯一の「ホープ・スポット」に認定されているのだ。
*2019年、世界的に認められている米NGO自然保護団体「ミッション・ブルー」により「ホープ・スポット(希望の海)」に認定された(日本初)。
◆ 日本初のホープスポットに認定された辺野古・大浦湾へのメッセージ(from Dr.Earle)
*Mission Blueの代表で、世界的権威である海洋科学者シルビア・アールさんが、日本の私たちに寄せたメッセージ。とても心に沁み入ります。
その他、沖縄の歴史と文化に触れ、美味しいものをたくさんいただき、りおさんはじめ、素敵な人にたくさん出会うことができた。とても楽しく魅惑的な旅だった。
一方、現在、沖縄では、本島だけではなく、宮古島、石垣島など、いわゆる沖縄の離島地域でも、軍事基地化がどんどんと進められている。今回の旅は、情報としては知っているこの事実を、沖縄の問題としてだけではなく、自分たちが暮らす日本の問題、世界の平和の問題として、肌で実感し、自分自身の問題としてどのように向き合うかを真剣に考える契機ともなった。そのような意味でもとても貴重な旅だった。
(世界遺産「今帰仁城址」。すごい迫力だった。)
*弁才天堂は朝鮮王朝から琉球国王に贈られた高麗大蔵経を納めるために建立された。いんやく りおさんのこのMV↓では、朝鮮半島と琉球王国・沖縄との結びつきについての3つの話題が紹介されている。
◆アリラン MV covered by Rio Inyaku
(県立沖縄博物館の展示より。左の鐘が琉球王国の「平和外交」を象徴する「万国津梁の鐘」。)
* いんやく りおさんは、近年、かつての琉球王国が展開していた、文化を基調とした「平和外交」に注目し、アジアの人たちとの交流を大切にする音楽活動を積極的に行っている。