カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

「虹色未来」⑥ PACIFIC

プレイリスト「虹色未来」5曲目。

05.Pacific(ミュージックビデオ) - いんやく りお

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「赤道を越えて未来へ」を掲げた2ndアルバム『ガルーダ琉球』(2022年)のオープニング曲。
戦争でボロボロに傷ついた沖縄の復興を支援した、海外移民たちに思いを馳せて制作された(注1)。
「PACIFIC」には「太平洋」という意味とともに「平和をもたらす」という意味も込められているそうだ。

上記MVでは、音楽だけでなく、素敵な映像、美しく響きのよい言葉で編まれた含蓄に富む歌詞(訳詞付き)も堪能できるのが嬉しい。
コメント欄には歌詞の解説も掲載されていて興味深い。

MVは「名に立ちゅる沖縄宝島でむぬ 心うち合わち うたちみしょり」(注2)という字幕で終わる。この琉歌は沖縄民謡「ヒヤミカチ節」(注3)の冒頭の歌詞として知られる。


注1:1945年、アジア・太平洋戦争末期、沖縄に米軍を主体とする連合国軍が上陸。
悲惨な地上戦で沖縄県民の4人に1人が亡くなった(沖縄戦)。
沖縄の人々は、戦争で何もかも失い、空き缶と廃材で、カンカラ三線を作った。カンカラ三線を奏で「ぬちぬぐすーじさびら」(命のお祝いをしましょう)と、自らを励まし、戦後の混乱期を生き延びてきた。
沖縄が廃墟から立ち上がったとき、その復興には、海外に移民した人たちの支援があった。

*「1948年、ハワイのウチナーンチュは命がけの航海を経て沖縄に豚550頭を届けた。
沖縄支援の動きはアメリカ本土、ラテンアメリカなど全世界に広がり戦後の復興に貢献した。」(MV字幕より)

注2:今気仁出身の沖縄自由民権運動の活動家で、ハワイ、そして、アメリカに移民として渡り、沖縄の発展に尽力したことで知られる平良新助の琉歌(「名に立つ沖縄 宝島だから 心をひとつに合わせてお立ちください」という意味)。
沖縄戦で荒廃した沖縄と人々の心を奮い立たせたいという思いで作られたという。
「ヒヤミカチ節」という沖縄民謡は、この琉歌などをもとに作られたようだ。

注3:「ヒヤミカチ節」

・ヒヤミカチ節【歌詞つき】(Hiyamikachi bushi) 絵美こさめ

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・カンカラ三線で「ヒヤミカチ節」を背面弾きもする中学生。いんやく りお君!

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・ヒヤミカチ節ー登川誠仁
https://www.youtube.com/watch?v=Ba5iZj52Vv4&t=170s

・沖縄民謡の巨匠'山内昌栄'の瀧落し〜ヒヤミカチ節〜(100年に1人の本物の民謡をご覧下さい〜)
https://www.youtube.com/watch?v=_eig-b-9kAk

・「ついて来いよ!」カッコイイ上間綾乃 / ヒヤミカチ節【OKINAWAまつり2019 in 代々木公園】
https://www.youtube.com/watch?v=UB-rzv-sQDU