1962年。背景にベトナム戦争があったのだろう。ピーター・ポール&マリー、そして、マレーネ・ディートリッヒが、「花はどこへ行った」をカバーし、ヒットさせた。以降、反戦歌として広く親しまれるようになった。
次のライブ映像はピーター・ポール&マリーの25周年記念コンサートのもの。3人の表現力、ハーモニー、そして、観客との掛け合いがとても魅力的だ。
◆ Peter, Paul and Mary - Where Have All the Flowers Gone (25th Anniversary Concert)1986年
反戦歌として知名度が高まるまでの歴史を簡単にまとめておく(注1)。
・ 1955年、既成作品を元にピート・シーガーが制作。ただし、この時点では第3節まで。
・ 1960年、フォーク歌手ジョー・ヒッカーソンが第4節と第5節を書き加え、1961年、ピート・シーガーとジョー・ヒッカーソンの共作として著作権再登録。
・ 1961年、キングストン・トリオが録音・発表し、1962年にヒットした(背景にベトナム戦争)。
・ 1962年、ピーター・ポール&マリーがカバーし、ヒット。以降、同曲は反戦歌として広く親しまれ
るようになる。
・1962年、マレーネ・ディートリッヒが英語、ドイツ語、フランス語のカバー(編曲バート・バカラック)を発表。彼女が歌ったのでこの歌が有名になったと、1968年、スウェーデンでのライブでピートは語っている(注2)。
末尾に関連する音源のリンク先を掲載するが、印象に残った音楽映像を紹介したい。
◆ Mary Travers & The Kingston Trio - Where Have All The Flowers Gone
* ピーター・ポール&マリーのマリーとキングストン・トリオの共演(The Kingston Trio & Friends Reunion Concert - 1982.より)
◆ Marlene Dietrich: Where Have All the Flowers Gone? (Live TV, 1963)
* マレーネ・ディートリッヒの1963年のライブ映像。英語歌唱。
◆ JOAN BAEZ: Where Have All the Flowers Gone with brass & piano. Beautiful version!
* 歌唱、ギター、管楽器、ピアノの絡み合い、そして、映像が印象的。ドイツ語で歌っている。
https://www.youtube.com/watch?v=TwLWB7aA47w
・The kingston trio - Where have all the flowers gone -The kingston trio(lyrics)
https://www.youtube.com/watch?v=bI3QVsW30j0
・ピーター・ポール&マリー(PPM)/花はどこへ行った(Where Have All The Flowers Gone)
https://www.youtube.com/watch?v=bOTCa1F3F0c
・Marlene Dietrich - Where Have All the Flowers Gone? 英語
https://www.youtube.com/watch?v=-9t7LbNpQcE
・Marlene Dietrich - Sag Mir Wo Die Blumen Sind ドイツ語
https://www.youtube.com/watch?v=YIoF-Q6yGpk
・Marlene Dietrich - Ou vont les fleurs フランス語
https://www.youtube.com/watch?v=cYz1aMtJwK8
注1:(好ましくないが)参考にしたのはウィキペディアの記述。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%8A%B1%E3%81%AF%E3%81%A9%E3%81%93%E3%81%B8%E8%A1%8C%E3%81%A3%E3%81%9F
注2:PETE SEEGER ⑪ Where Have All The Flowers Gone (Live in Sweden 1968)
https://www.youtube.com/watch?v=PS3-lyqCl80