カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

ラボ3畑の麦考察 2022年4月 ~マルチとスギナ~

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 ラボ2畑。ユメアサヒ、スペルト小麦、ライ麦の3種類の麦類を栽培中。今季は作付面積をぐっと減らし、種の採取と栽培実験を主目的としている。
 何度も雪の下に埋もれたが、例年になく、元気に青々と育っている。パーマカルチャーもちづきに通い、ニックさんに育苗して定植する方法等を教わったおかげだ。特にマルチ畝の3条に勢いがある。
 ここにポリマルチを使っている理由は次の3つ。
・芝対策・・・芝が旺盛に映える場所で、芝を抑えるために必要。
・水はけ・・・水はけが悪い場所のため、湿害から守るために必要。
・土壌改良・・・現時点では極めてやせた土地であるため無肥料で栽培するには降雨によるミネラル流亡を防ぐために必要。
*環境・資源・経済等のことを考えて絶対に使いたくないと思っていたポリマルチだが、現状では必要だと判断して、昨年、どうしても必要だと思う作物や場所に対して実験的に使い始めた。
 そして、麦類の現状で気になる点が2つ。
・例年になく青々と旺盛に育っているのに黄色い葉があること。
 窒素あるいはカルシウム不足なのだろう。例年、一切何も与えないのだが、今季は、定植前に、牡蠣殻石灰とボカシ(おからと米糠でつくったもの)を極少量すき込んだのだが、少量過ぎたのだと思う。麦踏みを行わなかったのも良くなかったのだろう。
・今季は入念に畝を整備して麦栽培を行っているのでスギナがあまり生えないのではないかと心配。
 酸性土壌のためだと思われるが、ラボ2畑には良質のスギナがたくさん生える。和ハーブとしての優秀さゆえ、朝露に濡れた美しいさゆえ、ラボ2畑のスギナが私は大好きなのだ。写真のところどころに麦を植えていないスペースがあるのは、スギナが生えて欲しいから。今までの経験から、麦類は、芝との共生は困難だが、スギナとは共生可能だと考えている。
麦栽培、真剣にやっているんか!と叱られそうだが、スギナが生えてこないととても寂しい。笑

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(昨年5月末頃の朝露に濡れたスギナ)

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