you tubeでたまたま耳にした暖かくて優しいボサノヴァ調の曲。
・Rita Payés - Nunca vas a comprender
1999年生まれ、スペイン・カタルーニャ出身のリタ・パイエスというトロンボーン奏者/ヴォーカリストのオリジナル曲だった。クラッシックギターを弾いているのは彼女の母。この曲は、リタ・パイエスが母と共作した2作目のアルバム『Como la Piel』の冒頭の曲だ。
リタ・パイエスと彼女の母との共作について調べてみた。
● リタ・パイエス・ローマ(Rita Payés Roma)
1999年生まれ。トロンボーン奏者/ヴォーカリスト。
ベーシストのジョアン・チャモロ(Joan Chamorro)が主宰する6歳から18歳までの少年少女で構成されるジャズ楽団、サン・アンドレウ・ジャズバンド(Sant Andreu Jazz Band)出身。
2015年、ジョアン・チャモロのプロデュースのもと『Joan Chamorro Presenta Rita Payés』でアルバムデビュー。
2019年、母との共作『Imagina』発表。
娘リタが母への誕生日プレゼントとして2日間のスタジオセッションを予約したことを契機にうまれたアルバム。セッションのためのレパートリーを整理し、練習を重ねるうちに、これをアルバムとして制作することに決めたそうだ。カタルーニャ語の伝統曲からボサノヴァ、ラテン音楽といった彼女たちが日常の中で親しみ歌ってきた数々の名曲を母娘の二人のみで演奏し収録。アントニオ・カルロス・ジョビン(Antonio Carlos Jobim)、ヴィラ=ロボス(Villa-Lobos)、シコ・ブアルキ(Chico Buarque)、ピシンギーニャ(Pixinguinha)、ギンガ(Guinga)といったブラジル勢の名曲や、メルセデス・ソーサ(Mercedes Sosa)が歌ったアルゼンチン・フォルクローレ「Drume Negrita」、「Alfonsina y el Mar」、ビリー・ホリデイが歌った「If The Moon Turns Green」など収録。
2021年、母との共作2作目『Como la Piel』発表。
ボサノヴァ、ジャズ、クラシックギターを折衷したほのぼのと優しい前作の路線を継承した曲もありつつも、曲調や世界観が幅広くスケールアップした作品。
↓ここで全曲を堪能できる。
・Rita Payés i Elisabeth Roma - COMO LA PIEL (Full album)
● エリザベス・ローマ・トーレス(Elisabeth Roma Torres)
リタ・パイエスの母。クラシックギターのソリスト/音楽教師。
ラテン音楽やブラジル音楽にも造詣が深く、これまでにヴィクトル・ヴァリュス(Victor Valls)とのギターデュオや、ブラジルのチェリスト、アナ・モレイラ(Ana Moreira)とのデュオ活動などが知られている。
参考資料:
◆ 必聴!スペインの素敵すぎる母娘デュオ、表現の幅を格段に広げた傑作2nd(Musica Terra 2021-04-16)
エリザベス・ローマ&リタ・パイエス母娘、新たな境地へ踏み込む傑作2nd
https://musica-terra.com/2021/04/16/rita-payes-elisabeth-roma-como-la-piel/
・Rita Payés i Elisabeth Roma - COMO LA PIEL (Full album)
https://www.youtube.com/watch?v=g02ty--ygis
◆ 南欧/南米の名曲が繋ぐ家族の絆。母娘デュオが奏でる素敵すぎる音楽の贈り物(Musica Terra 2020-04-05)
母娘による美しく愛情深いデュオ
https://musica-terra.com/2020/04/05/rita-payes-elisabeth-roma-imagina/
◆ 目は口ほどにものを言う~リタ・パイエス(ブログ「秘色の音風景」より)
https://ameblo.jp/karaage5-2020/entry-12661035765.html