今日も雨が降ったり止んだりの天気。ビニールハウス内のトマトの定植(1回め)を行った。今年のトマト栽培。「垂直仕立て栽培(道法スタイル)」と「地這い栽培」の2つの栽培方法も実験してみることにした。
1枚目の写真は、今年はじめて試みる「垂直仕立て栽培」のために定植した苗。
「垂直仕立て栽培」は、道法正徳さんが提唱する、今話題の方法だ。肥料、農薬、除草剤を使わず、しかも、収量も増え、味もよくなるという栽培方法。
* 道法正徳・監修『道法スタイル・野菜の垂直仕立て栽培』ワン・パブリッシング、2020年 https://one-publishing.co.jp/books/9784651200538/
垂直仕立て栽培は3年前から知ってはいた。だが、枝や葉をすべて垂直方向に誘引して縛るという方法に違和感があった。植物の自然な生長の姿とはかけ離れた姿にしてしまうからだ。その気持ちは今も消えない。
だが、この栽培方法の考え方の合理的な部分に興味が湧いたので試みることにした。
*「垂直仕立て栽培」では、トマト定植時に長さ2m・太さ直径20mm以上の支柱を根元に30cmの深さに刺す(絵)のだが、我が家のハウス内ではそれが不可能なため「ある工夫」をした(写真2)。
そして、下の写真。
この写真に写っているトマトは「地這い」にする予定だ。
トマトは元来、地面を這って育つ植物。地這いが自然な姿なのだ。だから、「トマトは地這いで栽培」というのが僕の憧れ。しかし、雨が多い日本では地這いにすると泥をかぶってしまうなど不都合な点もあり、去年までは、「地這い」といっても50cmほどの高さに誘引していた。ところが今日気が付いた。ビニールハウス内なら雨がかからず、完全な地這い栽培ができることに。
「垂直仕立て栽培」と「地這い栽培」。外見では両極端な栽培方法だが、脇芽をとらないで根を十分に伸ばすという点では共通する。
2つの栽培方法、どのようになるのか、とても楽しみだ。