「シジュウカラの巣に卵があったわよ」
近所の方が声をかけてくれたので見に行った。
穴の開いた植木鉢を裏返して玄関前に置いていたら、シジュウカラがその中に巣をつくったらしいのだ。
今朝、穴からシジュウカラが出ていくのを見かけたので中を見たら卵が10個あったという。
持ち上げて下さった植木鉢の中を見てびっくり!
ヒナが孵っていて口をぱくぱく開けていたのだ。
孵ってからせいぜい2~3時間だろう。
親鳥はヒナのためのエサを探しに行っているのだろうか。
このヒナたちが最初に目にした「動くもの」はたぶん僕だ。
「刷り込み」現象により僕はヒナたちの父親になったかも?
*「刷り込み」・・・動物行動学者であるコンラート・ローレンツが見出した現象。
ヒナが孵化後の一定期間に見た「動くもの」や「声を出すもの」を親だと認識してついてまわる習性のこと。
ところで、我が家の梅の木にシジュウカラが作ったと思われる巣がある。
そっとしていたのだが、どうしても巣の中を覗いてみたくなった。
脚立に登って覗いた。
空っぽだった。
(参考) ↓ シジュウカラの卵の写真もあり
◆ シジュウカラ(「森と水の郷あきた 野鳥シリーズ」より)
http://www.forest-akita.jp/data/bird/42-shigyukara/kara.html