・古代中国では、大蛇が天に昇って龍になると考えられており、虹は、龍になる大蛇が天空を貫く時に空に作られるものと想像されていた。
大蛇を表す「虫」という文字と「貫く」、「天と地をつなぐ」などを意味する「工」という文字を組み合わせて「虹」という漢字ができた。
・現在の日本では一般的に虹は幸せな気分や希望の象徴だが、古代の中国人にとって不吉なものの象徴で、虹が出ると良くないことが起こると信じていたらしい。「虹」という文字には空にかかる虹とは別に「みだれる、もめる、ごたごたする」という意味もあるのはそのためのようだ。
◆ なぜ”虫”偏が使われている?~世界で異なる「虹」の由来~(「ウェザーニュース」より)
https://weathernews.jp/s/topics/201808/020195/
◆「虹」(漢字・漢和・語源辞典:OK辞典より)
https://okjiten.jp/kanji2169.html