カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

ごちそうに目がない その1 ~イネ科の穂~

ごちそうを手にして満足気な僕。

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手にしているのはイネ科のエノコログサ
畑の土にリンを供給するために、エノコログサなどイネ科の穂先(タネが完熟する前のもの)を摘み採ったところだ。
  * 種子にはリンが蓄えられている。
  * エノコログサ(ねこじゃらし:(英)foxtail grass)は、粟(あわ)の原種で種子は食用にできるらしい。

このような光景や

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このような光景に遭遇すると、

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「ごちそうだ!」と心の中で(時には本当に声を出して)叫び、ササッと摘む。
そして、ズッキーニ、キュウリ、トマト、ナス、ピーマン類など、大きな実をつける作物の株元にのせる。

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この程度のことでどのくらいの量のリンが供給できるのか、科学的に知りたいと思う。

(追記)
エノコログサなどイネ科の穂がある程度群生している場所を見つけると、例え、電動草刈機使用中でも、僕は、一度、電動草刈機を置いて、手で穂を摘み採る。これは作業効率が悪く、とても無駄な行為に思われるかもしれない。
しかし、草刈機作業には小休止を入れた方が身体に負担がかからないし、精神的余裕も生じて、心地よさや満足感も得られる。イネ科の穂がつるっと抜ける感触はとても心地良いし、この行為が作物が実をつけることに効果を発揮すると思うと嬉しくもなるのだ。
そして、今日、気がついたこと。
穂先を摘む作業。
これは、子どもたちやハンディキャップがある人達にも、無理なく楽しく意義を感じて行える作業の1つだろう、ということ。