7/18、18:30頃、ラボ4畑。
夕方の農作業を終えて、静かな喜びと幸せを味わっていた。
その時にラボ4畑を撮影した写真がこれ。
この日は5日ぶりにラボ4畑に行った。
重粘土質のラボ4畑は降雨後はぬかるんで畑に入れないのだ。
久しぶりのラボ4畑は予想通り草だらけ。
<ジャガイモ畝>
<ヤーコン>
<カボチャ>
この日は、ゴマ、ヤーコン、春タマネギ、トウモロコシ、カボチャ、油用ヒマワリ周辺の草処理作業を行った。
<草処理前のトウモロコシ>
<草処理後のトウモロコシ>
電動草刈機で草を処理した後、苗のごく周辺は鎌やハサミで処理。
手間がかかるのだが、このような作業をマイペースでするのは、とても楽しい。
だが、もし、農作物を生産することで生計を立てようとすると、おそらく、こんな悠長なことはしていられないだろう。
とにかく、今はモラトリアム期間。
さまざまなことをマイペースでやってみる時期。
そして、山ほどの失敗。
春タマネギは草と長雨による過湿にやられてほとんど残っていない。
トウモロコシは、おそらく栄養不足と過湿のため、色は薄く、成長も芳しくない。
大豆とカボチャはその一部をシカに食べられた。
そもそも、耕運機で耕すならもっと入念にすべきだったし、
重粘土質なので総じて畝はもっと高めにすべきだった。
だが、教えられたマニュアル通りにやって失敗しないで済むよりも、
自分で考えて行動し、その結果、失敗して、その原因等を自ら知る方が、学びの質が高いと僕は思う。
失敗しても落ち込むことなく、「ああ、そうだよね」と学べることの幸せ。
夕暮れ時、ラボ4畑を眺めながら、手間をかけられる喜びと失敗できる幸せに感謝していたのだ。
そもそも、このように草を伸ばし放題にできることは何と幸せなんだろう(笑)。
そして、来月の家賃、明日の食費に困っている人々に、思いを馳せる。
なぜ、政府や自治体は、そのような人々個人を直接救うような政策をとらないのか?
すべての国民に一律10万円支給ではなく、生活に追い詰められた人々を直接救う政策が必要なのに。
「日本は資本主義国だから個人補償はしないんだよ」という声がどこからか聞こえてくる。
しかし、「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」(憲法第25条)のだ。
むしろ、資本主義国だからこそ、資本主義という経済システムが必然的に生み出す欠陥(例えば、貧富の差など)を補正する政策をとらなければならない。
それが社会権という考えなのだから。