カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

「春の妖精」

昨日のこと。
いつもお世話になっている大先輩 I さんがご自身のお気に入りの場所に連れて行ってくれた。
カタクリが群生している場所だ。

そこで微笑ましいシーンに出くわした。
見降ろすように咲いているカタクリの花。

f:id:kasikorera2017:20200418210607j:plain
カタクリの花の視線の先にはある生物がいた。

f:id:kasikorera2017:20200418210825j:plain

見つめ合うふたりみたいで微笑ましかった。

カタクリが地上に出ている期間は、春先の2か月足らず。栄養分を鱗茎に蓄えて、夏には葉を枯らし、翌年の春まで土中の鱗茎のまま休眠状態で過ごす。
このように春先にしか姿を現さない植物は「春の妖精」(スプリング・エフェメラル)と呼ばれるそうだ(エフェメラルとは元来「はかない命」という意味)。

「春の妖精」に見降ろされて、恐竜のようなトカゲもうっとりしていた、暖かい春のひと時だった。

f:id:kasikorera2017:20200418213026j:plain