カシコレラ

高校教員を早期退職。「人生は実験だ」を合言葉に妻と信州に移住。 農・DIY・お金稼ぎの経験皆無の凡人が自給的暮らしを探求中。気ままにあれやこれや投稿。ひととひと、農と環境と教育をつなぐ「虹色ラボ」、真に持続可能な暮らしと生き方研究所「いっさ」主宰。

新しい畑と管理機、そして、ビニールハウス ~理想と現実の間の選択~

自分に大きな負担をかけないために安易に畑面積を増やさないつもりだった。
しかし、今、食料を少しでも多く作った方がいいと考えて、徒歩6分、車で1分ほどの場所に新しく畑を借りた。

できるだけ化石燃料を使わないため、草刈機以外の農業用機械は使わないようにしようと思っていた。
しかし、重粘土質の手ごわい畑のため、機械なしでは体を壊す心配がある。
そこで思い切って管理機を購入した。

*下の写真は新しく借りた畑と軽トラックに積んだ管理機。

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*管理機で耕してジャガイモを植えた。新しく借りた「ラボ4畑」はこの地域特有の重い粘土質。

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そして、できるだけ石油化学製品は使わないようにしようと思っていたが、自宅隣の「ラボ1畑」の片隅に、広さ12畳のビニールハウスを建てた。

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苗を育てたり、長期間トマトを収穫したり、刈り取った小麦の一時保管場所にしたり、冬に作物を育てたり、作物を多く育てる道が広がるかもしれないと思ったからだ。
ルバーブやカボチャや大豆を育てていた場所だが、ルバーブは「ラボ4畑」に移植し、カボチャや大豆は「ラボ3畑」や「ラボ4畑」で栽培する予定だ。

何事も思い描く理想通りにはいかない。
思い描く理想を心に抱きつつ、現実に即して、さまざまなことを試してみることはとても大切なことだと思う。
それができる境遇にある自分はとても恵まれていて、ありがたい。

自分の境遇への感謝の気持ちをバネに市民運動に取り組んでいる。
本当は農作業だけに専念したい時期なのだけれど…。