千曲川沿いのHさんの田んぼの一部が水に浸かったので米救出に出かけた。
上の写真のハザカケしている稲(イセヒカリという品種)が救出対象。
この田んぼのイセヒカリだけ、手で植え、手で刈ったというHさんにとって特別な意味があるものだ。
* 実は、この後方にハザカケしてあった餅米は跡形もなく流された。さらにその後方はご近所の方の田んぼだった場所なのだが、氾濫した千曲川の水が押し寄せ、まるで砂浜のようになっていた。
さて、Hさんの家族3人の他、5人が集まって、写真のハザカケ米を救出した。
8人が力を合わせた結果、30分程で作業完了。
* 水に浸かっている稲を運び出し、隣の田んぼに新たにハザカケした。そして、ご近所のハザカケ修復作業も手伝った。
今年は例年の半分ほどの米の収穫しかないことを気にされていたHさん。今回の台風被害で、大事な餅米がすべて流失し、特別な意味があるイセヒカリが泥水に浸かったことがさらに心に影を落としていたことだろう。
被害を取り戻すことはできないが、いざという時に駆けつけてくれる仲間がいるという誇らしい気持ちになってもらえていればいいなと思う。
<追記> Hさんの田んぼ周辺の被害状況の一端を記録として記す。
<イセヒカリの田んぼの隣>・・・ここも田んぼだったが千曲川の支流が氾濫して田んぼが川になってしまった。
<イセヒカリの田んぼの後方>・・・田んぼだったが千曲川が氾濫してまるで砂浜のようになった。