晴れの日は太陽光パネルがどんどん発電してくれる。いわゆる「電気富豪」状態。
ところがバッテリーが満タン(満充電)に近づくとチャージ・コントローラーが充電量を調整するため、例えば、1600W発電している状況でもバッテリーへの充電量は401Wに抑えられる(写真1)。
*チャージ・コントローラーのリモートメーター表示(写真1)の説明
56.0V・・・バッテリーの電圧(満充電に近い)
30度・・・バッテリーの温度
401W・・・充電量
ABSORB・・・吸収充電中(満充電に近いので発電量の一部のみ充電)
このような状態で、電子レンジ、電気ポット、パン焼き器等で電気を大量消費すると
バッテリーの蓄電量が減る(=電圧が低下する)ので充電量が多くなり(写真2)、最終的には56.0Vの状態に回復する。
*チャージ・コントローラーのリモートメーター表示(写真2)の説明
52.8V・・・大量電気使用で56.0Vから電圧が低下
1442W・・・充電量が1442Wに上昇
MPPT・・・発電された電気を全て充電している状況
「電気富豪」状態の時は、電気ポットで湯を沸かしてポットに貯めたり、パン焼き器(ホームベーカリー)でパンを焼いたりすることが多い。
電気を熱エネルギーに変換するのは無駄が多いので、エネルギーを賢く消費する人は電気ポットやパン焼き器や電子レンジは使用しないのだが、現在の我が家のシステムではこれらの機器を使用しても環境への負荷はない。
*ただし、太陽光パネルや鉛バッテリーが廃棄物になった場合など、考えなければならない問題はある。これについてもそのうちカシコレラで取り上げてみたい。