2階の南側の窓からの景色。
目の前に高さ6mくらいの大きな栗の木がある。
ここ10日間ほど、この栗の木の葉についた栗毛虫(クスクン)を落とすことが日課になっている。
栗の葉を食い尽くされるとクリの実はならないし、蛾が大量発生すると近所迷惑にもなりかねないからだ。
まず、2階の窓から4mほどの竹の棒で栗毛虫を落とす。
狙いをつけた栗毛虫を下から上にはね上げるように空中に飛ばして落とす。
そして、栗の木の下に行き、竹の棒や万能ばさみで栗毛虫を落とす。
この作業、案外面白いのだが、毎日、やることがたくさんあるので、少し負担に感じるようになってきた。
2日前(6/18)、そんなことを思いながら、2階窓から栗毛虫落としをしていたのこと。
ふと栗の木の隣にある梅の木を見たら、梅の実を発見。
下の方にあった梅の実は採ったのだが、上の方に立派な梅の実がたくさんなっていたのだ。
その瞬間、「蛾を大量発生させないために栗毛虫を落とさなきゃ」という気持ちから解放されて心がふわりと柔らかくなった。
そして、何かに追われているときこそ、別の方向を見ることも大切だなと思った。
<参考>
栗毛虫駆除のために栗毛虫がもう少し小さい時期に殺虫剤を噴霧するらしい。
だが、殺虫剤は使いたくない。
そのためには卵の段階で卵を除去すると良いらしい。
卵は木の低い位置に産み付けられるという。
来年は卵除去に精を出そうと思う。