昨日は爽やかな秋晴れ。
(↑ ここは自宅付近。稲刈りの場所は台地の下。)
「名もない農家」の「やさしいお米つくろっ!」チームの稲刈りが始まった。貴重な無農薬栽培の米づくり。しばらくの間、はぜ掛け(はざ掛け)作業が続く。
昨日は爽やかな秋晴れ。
(↑ ここは自宅付近。稲刈りの場所は台地の下。)
「名もない農家」の「やさしいお米つくろっ!」チームの稲刈りが始まった。貴重な無農薬栽培の米づくり。しばらくの間、はぜ掛け(はざ掛け)作業が続く。
9/15に落下した自家採取用キュウリ。追熟させていたが少し傷んできた様子なので9/19に種出し作業を行った。
ビニール袋に入れて発酵させ、本日9/22に水洗い・水選・脱水作業を行い、乾燥の段階に入った。天日干し&陰干して、種を手で割った時、パリッと2つに割れれば乾燥終了だそうだ(自然農法国際研究開発センター編『自家採種のコツのコツ』)。
自家採種3年目の今年の目標はその精度を上げること。
今から90年前の1931年9月18日、日本軍(関東軍)は柳条湖事件という謀略事件を起こし、これがこの後15年間続く戦争の幕開けとなった。日本人が戦争と平和について考えなければならないのは、8/15よりむしろ9/18だというのが私の考えである。
1931年9月18日、中国東北地方(いわゆる満州)に駐屯していた関東軍が、南満州鉄道(半官半民の日本の国策会社)に仕掛けた爆薬を自ら爆発させておきながら、それを中国軍(中国国民党軍)のしわざだと主張した(柳条湖事件)。”自衛のため”と称して軍事行動を開始し満州を占領しようとしたのだった。
この謀略を発端に、満州事変という呼称で戦争(中国への侵略戦争)が開始された。日本国民には謀略は一切伏せられ、宣戦布告もないまま、戦争はこの後1945年まで15年間続いた(15年戦争概念図参照)。
本日付けの朝日新聞デジタル社説に関連記事が掲載されていた。
・朝日新聞デジタル(社説)「満州事変90年 歴史を複眼視する重み」:2021年9月18日
https://www.asahi.com/articles/DA3S15047363.html
なお、今日、広義の平和について、私が考えたことは次のようなことである。
多々ある中国での謀略事件の首謀者は、関東軍の指導者など軍部である。それをもって中国への侵略行為や虐殺行為は狂気の軍部のせいだと単純に考えるだけでは不十分だ。当時の政策決定の過程を詳細に読み解くと、軍部がつくった既成事実を”これくらいならまあいいかぁ”と、”小さな同意”を与え、誤った既成事実を次の政策を決定する前提としてしまう”状況追従的な思考” を当時の政府首脳などが積み重ねていたことがわかる。まっとうな道を歩むためには、何をすべきで、何をしてはならないか、冷静で正確な認識を持ち、それを実行することが必要だ。当時の軍部、政府首脳などの指導者層、そして、多くの日本の民衆も、平和や人権についての冷静で正確な認識を持てず、”小さな同意”と”追従的思考”を脱することができなかった。未来を切り拓くためには、わたしたちひとり一人が、平和、人権、環境、民主主義というような普遍的価値について冷静で正確な認識を持つことが大切だと改めて思った。
◆ 参考文献:小川幸司「満州事変をくいとめることはできなかったのか」(『世界史との対話(下)』)
◆関連Web記事
・満州事変とは? きっかけや原因、満州国の建国、日中戦争への流れをわかりやすく説明【親子で歴史を学ぶ】
(「HugKumはぐくむ~子どもと一緒に楽しむ、学ぶ、成長する。by小学館」より)
https://hugkum.sho.jp/167295#i-6
・世界史の窓 柳条湖事件
http://www.y-history.net/appendix/wh1504-038.html
【雑草による無農薬・無肥料栽培の土づくり ~吉田俊道さんの考えと実践②】
肥料に頼らず作物を栽培するには様々な工夫が必要だ。来春に向けてこの秋から新たに試行しようと思っているのが、吉田俊道さんが提唱する「雑草を使った糸状菌が優先的に活躍できる土づくり」。
そのためには、ススキ、チガヤ、セイタカアワダチソウなどの背が高くて葉の硬い多年草を大量に集めて枯らせておく必要がある(雑草の代わりに、もみ殻、木屑、竹チップ、生ごみでもできるそうだ)。
私が耕作している畑はどれも極端に土壌条件が悪いのだが、幸いなことに、ススキなどの草とそれを置いておく場所はたっぷりある。これらの草をせっせと刈り集めては、あちらこちらに薄く積み始めた。
溝を掘り、畝を立て、草を載せ(1㎡あたり5kg以上)、ポリマルチを張るなど、労力はかかるが、可能な範囲で実行する予定。ポリマルチ使用は避けたいが、現状ではやむを得ないと考えている。3年後位には土壌環境が整いポリマルチは不要になるだろう、と楽観的(笑)
この方法の概要は、女優・柴咲コウさんに指導している動画でわかる。
◆ モミガラや草だけ使った無肥料の土づくり
詳細は、雑誌『やさい畑 2021年10月号』に掲載されている。動画を見て、「やってみようかな?」と思われた方は、雑誌記事をしっかり読まれることをお勧めする。
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【参考】女優・柴咲コウさんが取り組んだ菌ちゃん野菜作り動画
(「菌ちゃんファームHP 重要情報」より」https://kinchan.ocnk.net/page/2)
① モミガラや草だけ使った無肥料の土づくり https://www.youtube.com/watch?v=5Lu-xrjOQYI
② 上記①と 同時取材した北海道テレビの放送 www.youtube.com/watch?v=UcWrAUxLJbs
③ どうして虫がつかないのか講義 https://www.youtube.com/watch?v=2j3st1XXJr0
④ 生ごみを使っての土作り https://www.youtube.com/watch?v=jdafC1h9K4k
⑤ 生ごみ・モミガラの土作り 1か月後の経過観察 https://www.youtube.com/watch?v=rD1TcsNIYxA
収穫・乾燥後、放置状態だったライ麦。ようやく、昨日、友人のKさんの敷地で脱穀作業をさせてもらった。
まずは足踏脱穀機での作業を開始。
広い空は青く澄み渡り、風もなく穏やかで暖かい気候。
脱穀機のペダルを踏む足取りも軽い。
「ビール飲みながらすれば良かったね!」、「イベントでやったら楽しいよね」と盛り上がった。
そして、脱穀したライ麦を唐箕(とうみ)にかけて、不純物を風で吹き飛ばす。
2回唐箕にかけてできあがり。
友人のKさんには足踏脱穀機と唐箕を借りるだけのつもりだったのだが、手伝ってもらいとても有難かった。
楽しい脱穀作業、多くの人に体験させてあげたいと改めて思った。
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(参考)昨年、一昨年のライ麦脱穀の様子
【棒で叩き落とす脱穀】
◆ ライ麦の脱穀作業体験(カシコレラ 2019.9.18.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2019/09/18/212548
【足踏み脱穀機を使った脱穀】
◆ 「百姓見習い」らしい一日 ~麦の脱穀と種蒔き~(カシコレラ 2019.10.07.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2019/10/07/214117
【機械(ハーベスター)を使った脱穀】
◆ 機械を使ったライ麦の脱穀(カシコレラ 2020.8.2.)
https://kasikorera2017.hatenablog.com/entry/2020/08/02/161702
4回目に播種したダイコン、そして、こぼれ種から発芽したノラボウナ。
朝露に濡れた、みずみずしい時間に撮影。